川の魚たちの話③

喫茶~言の葉
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☆川の魚 part2

加除式

さて、川魚の2回目。
今日はニョロニョロ系から始めましょう。

ちなみに昨日の札幌は28℃まで行き、すっかり夏の風情でしたが、今日はそこから一気にマイナス7℃下がるという予報。
とても過ごしやすいです。

スナヤツメ

ヤツメウナギ

一見ウナギそっくり。
幼生(子供の頃)は、ミミズそっくり。
昭和の途中までは普通にあちこち見られましたが、現在では絶滅危惧種。

幼生の頃は、目が未発達。
成体になると、目が発達して視界を持つようになる。
この目。
目の横に、七つの穴(エラが穴状になっている)がある。
だから、右に八つ・左に八つ、目があるように見える。
だからヤツメウナギ(八つ目ウナギ)。
しかも一生のうち産卵期以外は目を閉じて暮らすという。

口が特徴的で、顎が無く円い。
この円口類は、生きた化石に分類される。
また表面に鱗はなく、代わりに粘液で覆われている。
川魚

スナヤツメ

ヤツメウナギは、ヌタウナギと、このスナヤツメに分けられます。
スナヤツメは淡水生で、一生川で過ごし、食べ物は、デトリタス(動植物や微生物の死骸、排泄物の分解物など)や、藻類。
スナヤツメ

生後4年目の秋に15cm~20cmほどの成体となり、目を発達させる。
一方、消化器官が無くなり翌春の産卵期を過ぎて一生を終える。

このスナヤツメは国内では、九州の北側から北海道まで分布。
川魚

フクドジョウ

ドジョウ

ほぼ日本全土に分布。(北海道では、元々居なかった国内外来種)
大きさは、8~20cm。
五対の口髭(計10本)がある。
この髭には味覚がある。
川魚

雑食性で、おもにユスリカの幼虫、イトミミズを主に捕食。
用水路や田んぼを好む。

通常の呼吸はエラ呼吸。
ただし、水中の酸素が不足すると口から空気を取り込み、腸で酸素を取り入れ肛門からあまりの空気を排出する「腸呼吸」を補助的に使う事がある。

条件が合えば一年で成熟する。
川魚

フクドジョウ

国内では北海道に生息。
それ以外の地域でのフクドジョウは、北海道から持ち込まれた国内外来種。

体長は10cmほど。
口髭は、ドジョウと違って少なく三本対(計6本)。
川魚

体色は灰色~茶色。
川底が砂や砂利になっている所を好んで住む夜行性。
半分川床に埋まった状態で居ることが多い。

それで川底の小さな生き物を食べています。
川魚

という事で今回はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐

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Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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