川というものを知りたくて、、、

札幌市新川 喫茶~言の葉
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☆札幌・新川の成り立ち

植物関係でのアレコレが専門なのですが、今月末から小学生や幼稚園児に、川での講習が入って来ています。

植物専門なのに、川だなんてと思われるかもしれません。
しかしこれが大いに関わりがあるんです。
植物が生きていくのに、山も川も空も海も、そしてもちろん大地も関わっていますので。

それで川、と一言で言っても、その土地その土地で川にも色んな特徴があります。
川の上流

そこでいろいろと調べていましたら、これがまた面白い。
そうして調べて行って分からないことが多く出てきましたので、これはやはり現場の専門家に尋ねるのが一番と、札幌市建設管理部事業課でお話を伺いました。
いやぁ、、凄かった。
これまで知らなかったことだらけで、本当に勉強になりました。
札幌市建設管理部事業課

色々お話しいただいたんですが、全部書くと長くなりますのでここではそうですね、新川についてちょいと書いておきましょう。

これは札幌市の北側を流れる川の地図なんですが、中央の青い線が、新川です。
写真の上側が石狩湾ですので、まっすぐ海に向かって伸びてます。
川の地図
この新川が明治20年に作られ始めて、翌年完成。
元々平地で水はけが悪かった場所でしたので、新川が通ってようやく札幌にも多くの人が住める環境が整ったという事らしいです。

排水路が整備されれば、土地の環境も変わり、そこに生える植物も変わってきますよね。
知れば知るほど面白い。
川の地図

そして大変貴重な本を見せていただきました。
それがこちら。
川の本
新川改修のあゆみ。
明治21年に開通した新川は、その後改修を重ね、今の姿に。
現在に至るまでに、様々な出来事があったことがこの一冊に見事に集約されていました。
本当に有り難い経験をさせて頂きました。
札幌市新川

それでこの新川。
正式に川と認定されたのが昭和19年(1944年)4月1日。
初めに開通したのが明治21年(1888年)ですから、56年かけて河川になったわけです。

なんだか真っすぐな川があるなぁ。
計画的に掘られたんだろうなぁ。
そんな程度でこれまで見ていた川に、56年もの物語が隠されていただなんて。
今回の私の驚きの一つでありました。
札幌市新川

さてさて。
植物教育という立ち位置から、開拓の歴史や偉大さ、そして人にとっての川の意味などが少し分かっただけでも大きな収穫でした。

これから自分なりに、この学びを深めていくつもりです。
お忙しい中にもかかわらず、貴重なお話をして下すった建設管理部の立花さん、ありがとうございました。

あ、そうそう。
幼稚園児や小学生には、こんな難しい話はしません。
1の話を伝えるために30の話と知識を学んだという感じです。
ところがいつか、残りの29が活きてくることもあるかもしれない。
こういうのがまた、楽しいのであります。
札幌市新川
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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