☆本州からのネモフィラ見ごろ情報続々
ネモフィラ。
茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園ですっかり有名になった花ですね。
そのネモフィラが見事だと、本州の友人からの知らせが続々と届いています。
こういう知らせだけでも、季節がどのように移っているかがイメージできますよね。
私の部屋に日本地図が貼ってあるのですが、それを眺めながら友人たちからのメールを楽しんでいます。
☆ネモフィラとの出会い
出会いの時期
私がネモフィラを初めて見たのは、昭和の終わり。
昭和62年か63年だったと記憶しています。
私の師匠が懇意にしていた会社があって、そこの方に調査を頼まれたんです。
師匠が、です。
なんでも、アメリカの方から色々混ざったタネを輸入することになって、その種が日本各地でちゃんと育つかの実験をしなきゃならない。
そこで我が師匠にも話が来たんです。
我が師匠の、本音と建て前
ところが、師匠といったら江戸園芸を極める事には熱心なのですが、アメリカの種には興味が無い。
興味は無いんだけれど、お付き合い上、その実験協力を断るわけにはいかない。
そこで私に話が回ってきたんです。
「なに、その種を畑にパッとまいて、どんなのが出て来たか調べればいい。」
ぶっきらぼうですよね。
そ、そ、そうですかぁ、、、なんて思いながら受けたことを覚えています。
そんな種の中に、ネモフィラが入っていたんです。
あの青い花が印象的で、今でもあの時の感動は覚えています。
ちなみに、ひたち海浜公園の着工は昭和59年晩秋で、開業が平成3年。
ですから、昭和62年か63年の私が取ったこのデータも、わずかながら貢献できたのかもと秘かに思っております。
まぁ全国で行われたであろう栽培データ収集実験の、ほんの一部ではありましょうが。
☆ネモフィラの癖
種まきは基本、秋に行います。
でも北国だと、雪解けと同時に行っても何とか咲きはします。
でもやはり、秋にまいたものの方が立派ですね。
それから、種をまいた後の移し替え(移植)を嫌うんですよ。
なので、できれば種を地面に直接まいてそのままそこで楽しむ方が良いですし、楽です。
ネモフィラを育てるコツは、いかに充分に伸び伸びと根っこを広げてあげるか、です。
先ほど申しましたように移植を嫌いますから、根っこを広げてあげると申しましても、人間の力で強引に広げてあげるのはNGです。
要は、伸び伸びと根っこが育つように、土を深めに広く耕してあげる事、これが大事です。
もちろん、土の成分や性質も大事ですが、基本は水はけがよい物が良いです。
それと、ネモフィラはヒョロヒョロ~っと伸びて、へニャッと横になる性質があります。
これを心配される方が多かったですが、こんなものです。
まず伸びて、横倒しになって、そこで安定してから横に拡がるように育つ植物なんです。
余談ながらこういう性質を、匍匐性(ほふくせい)と呼びます。
夏の暑さには弱いので、夏までには枯れる植物です。
あ、そうそう。
水切れしそうになると、全体がグタ~っとしてきますので、そんな兆しが見られたら、早めにたっぷりと水をあげてください。
☆ネモフィラの種類
瑠璃唐草の風景
しかし、ひたち海浜公園のネモフィラの風景、見事ですよね。
晴れた日の、ネモフィラの丘と青空の景色の見事な事。
私も別名のルリカラクサ(瑠璃唐草)で長年イメージしていましたので、あの見事な風景を(写真でですが、、)拝見した時は溜息が出ました。
本当に見事です。
ところが、ところが。
ネモフィラには他にも国内で販売されている種があるってご存じでした?
青以外のネモフィラ私が初めて目にしたのは、、、もう15年前ほどになるかなぁ、、、。
記憶があいまいですが。
マキュラータ
まずはこちら。
青黒い点が印象的な、ネモフィラ・マキュラータ。
または、マクラタとも言われています。
ペニーブラック
そしてこちらは、比較的最近じゃないでしょうか、出回ってきたのは。
まずはこちら。
ネモフィラ:ペニーブラック。
スノーホワイト
そして、こちらが一番最近出回り始めてきたかなと思うんですが。
ネモフィラ・スノーホワイト。
ペニーブラックとスノーホワイトは、北海道ではほとんど見かけないかな、、、。
全国的にはどうなんでしょう??
インシグニスブルー
まぁ、ネモフィラと言えばあの青い花が印象づいてますから、やはりネモフィラと言えば瑠璃唐草とも呼ばれるこの花でしょうね。
ネモフィラ・インシグニスブルー
そのイメージがあまりにも強いため、マクラタ含めた他のネモフィラたちは、今後も主導権を奪うことは無いと思います。
そして個人的には、やっぱり瑠璃唐草と言う呼び方が好きだなぁ。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐