斑入り

斑入りシクラメン ささやかな発見
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☆やや弱いけれど、その美しさが魅力

斑入りとは

斑入りという言葉があります。
「ふいり」と読みます。

これは、植物の葉に起こることが多いのですが。
本来持っている、葉の葉緑素とか花の色素とかが、何らかの原因で抜けて、緑色になるはずの部分が一部、白や、白に近い黄色、または赤っぽくなっている状態を言います。
斑入り

江戸時代に好まれた斑入り

この斑入り。
色んな植物で起こります。
またその品種の特徴として起こっている場合や、突然変異で起こる場合があります。
斑入り

園芸が盛んだった江戸時代には、柄物(がらもの)として、高値で取引されたり、珍重されました。
ただ、葉に起こる場合は、葉緑体がその分欠けていますから、光合成の効率は良くない。
なので日陰が苦手だったり、逆に強い直射日光が嫌いだったりする傾向があります。

だから、手間をかけなければならなくて。
その分、愛おしさも増して、好まれたのでしょうね。

我が家の斑入りシクラメン

ちなみにこちらは、我が家のシクラメン。
そう、以前にお伝えした「我が家の夏元気シクラメン」です。
6月15日現在の様子。
どうです、元気でしょう。
斑入りシクラメン

この株もこういう品種、ではなくて突然変異です。

以前にちょっと実験で、シクラメンの種を500粒買って蒔(ま)いたことがあったんです。
芽を出すのがむずかしいとされるシクラメンですから、どれ、チャレンジという軽い気持ちで。
それで。
教科書通りに蒔いて、ドキドキしながらお世話しつつ待っていたら。
1ヶ月後にカワイイ葉っぱが出て来まして😊

その時のイメージは、まるでゲームのピクミンでした。
頭にヒョロリと葉っぱが1枚伸びた、アレです。

葉っぱが5枚ぐらいになった時、その中に葉が一部白いのがあったんです。
おおこれは、斑入りではないか!と嬉しくなりました。
通常のシクラメンの葉には、元々このように、ある程度決まった紋様(斑)が入っているものです。
シクラメンの葉

ところがこの時、私の目の前で育っているの葉は、完全な突然変異での「斑」でした。
シクラメンの葉

それを含め、5株ほど手元に残して、あとは小学生の理科の教材として(自由研究)寄付。
子供達に、育ててみたいっていう愛情が芽生えたなら良いなと思いまして。
やはり、ピクミンみたいと好評でしたよ、可愛いですもの、シクラメンの赤ん坊は。

話が脱線しましたが、そうして私の手元で育っている一株が、この斑入りシクラメン。
突然変異ですので、世界に一つ。
育てるのに普通のより気遣いは必要ですが、可愛いものです。

ちなみにこれが、1ヶ月前の写真。
ずいぶん違うでしょう。
本当は冬の花なのに。
5月のシクラメン

☆昨日、斑入り雑草発見!!

さて本題です。
昨日我が家の庭先で、クローバー抜きをしていたんですが(繁殖力旺盛で困るんです)。
その中に一つ。
斑入りクローバー発見!!!

雑草見て喜んでいるのも変と思われるかもしれませんが、いいんです。
お仲間を抜き取っていて言うのもなんですが、この株、鉢にあげて育ててみようと思いました。

さてこの斑がひろがるのか、それとも少しずつ消えていくのか。
興味津々であります。
(本題が、短いっ!)
斑入りクローバー
という事で、本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き週末をお過ごしくださいませ💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
ささやかな発見
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