☆今年の紅葉は、、、
札幌の紅葉もピークを過ぎて、あちこちで散り始めております。
場所によっては、また木の高さや品種によっては、これから色づきを迎えるものもありますが。
やはり落葉する樹木がが目立ってきた感じです。
我が家周辺の紅葉も、あと一歩、最高の色づきに届かなかったかな。
こちらは私が一番気にかけていた、一度に五色の色づきを見せてくれるはずの楓。
本来の色づきのピークを迎える前に、枯れが入ってきました。
さて今日は、前に書きました「紅葉の理由」の補足記事です。
< 紅葉の理由
☆色素と紅葉
葉が緑に見える理由
葉っぱが緑色に見えるのは、葉の中にクロロフィルという色素があるからです。
このクロロフィルが、光合成に大きく関わります。
そして、それと同時にあるのが、黄色い色素のカルテノイド。
それで通常、葉っぱが緑色に見えるのは、クロロフィル(緑色の色素)が多いからです。
おおよそですが、クロロフィルとカルテノイドの比率は、8:1と言われています。
黄葉の仕組み
秋になると、葉の根元に離層という壁が作られます。
< 紅葉の仕組み
この離層は少しづつ作られていくのですが、そうなると緑の色素クロロフィルが分解され始めます。
緑の色素が壊され続けていくと、やがて黄色の色素が目立ってきて、葉の色が黄色に見えてくるのです。
これが、黄葉のザックリとした簡単な説明。
紅葉の仕組み
同じように赤く色づく紅葉がありますが、こちらに関わっている赤い色素がアントシアニンです。
この場合、アントシアニンは離層が作られ始めて、そこから糖分(グルコース)も生み出されて葉に溜まっていきます。
これがアントシアニジンというものにくっついて赤い色素アントシアニンができるのです。
アントシアニンが葉っぱに溜まっていき徐々に黒ずんだ色に。
そして時間と共にクロロフィルの分解が進み、それが完全に終わったら、鮮やかな赤になります。
☆五色カエデの秘密
つまり我が家の五色もみじでは、この緑の色素クロロフィル、黄色の色素カロテノイド、赤の色素アントシアニンが一つの葉の中でうまく反応しあって、場所によってどれかの色素化強く出ているという仕組みなのです。
もちろん、三つの色素の関り具合はキッチリ線引きできませんから、それらの色素混ざり具合の比率によって、中間色も出てくるわけです。
ところで。
この五色もみじ葉の端っこ、茶色になってるの、お分かりですか?
分かりづらいですね、では、ズーム!
明日は、この茶色葉の話です。
< 落ち葉が、茶褐色になる意味
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊