二十四節気2025~小雪

立冬の雪 旧暦(太陰太陽暦)
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☆小雪の期間(2025)

さてさて、今日から二十四節気の、小雪に入りました。
寒気が流れ込んで、本州の日本海側でも雪となったようですね。

さて今年の小雪の期間は昨年同様、新暦で11月22日から12月6日まで。
これを本来の旧暦で見てみますと、十月三日から十月十七日までとなります。

では、簡単に、小雪の七十二候に触れておきましょう。
立冬の雪

☆小雪の七十二候

初候:虹蔵不見(11/22~11/26)

「にじかくれてみえず」

太陽の位置が低くなり、陽光が地上に届くまでに通る大気は、夏場に比べ厚くなります。
その分、陽光も弱くなるわけでして。

虹蔵不見は、その陽光の弱まりを表した言葉でもあるのです。
虹が出来るためには、ある程度の雨が降っている事と、強い日光と、その日光の差し込む角度が重要ですから。

ちなみにこの写真。
これは私が今年最後に見た虹です。
9月22日の事でした。
朝の虹

次候:朔風払葉(11/27~12/1)

「きたかぜこのはをはらう」

札幌の我が家の周辺では、もう10日ほど前からほとんどの木の葉が落ちております。
冷たい北風が強く一気に吹くようになってきました。
こうなると、根雪の時期がすぐそこまで来ているのだなあと実感できます。

写真は、今朝の我が家の近くの森。
初冬の森

末候:橘始黄(12/2~12/6)

「たちばなはじめてきばむ」

不老長寿を表す縁起物でもあります、橘の実。
この実が色づき始める時期ということです。

余談ながら、橘ですが、なぜ「たちばな」なのか?
これには諸説ありますが、私がこれじゃないだろうかと思うのが、以下の説。
(下の画像は、我が家の家紋です。)
家紋 丸に橘

橘の花は、新暦の5月あたりに咲く花で、その香りは天から降り注ぐと言った感じです。
古来よりたくさん和歌に詠われ、その中でも古今和歌集に収められた有名な歌がこちら。

さつき待つ 花橘の香をかげば 昔の人の 袖の香ぞする
花橘

それほど、橘の花=香りなのです。
つまりタチバナとは、立ち花。
香りが立つ花ということですね。
これが私は一番有力な説なのではないかと思うのです。

そんな橘の花が結んだ実。
その実が色づき始める頃というのが、この時期なのです。
橘
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐🍊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
旧暦(太陰太陽暦)
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