二十四節気~立秋2025

立秋  風鈴 旧暦(太陰太陽暦)
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☆本日から立秋

まだまだ暑さが続いていますが、暦の上では今日から秋になります。
暑中見舞いから、残暑見舞いに替わるのも今日から。
私が暮らす札幌では、朝6時で22℃。
サラリとしていて過ごしやすくなりました。

太陰太陽暦(旧暦)では、まだ閏水無月(閏六月)ですから暑さが続くのも当然と言えば当然。
特に本州などではまだまだ暑さ対策に気が抜けない毎日が続きますよね。
昨今は、普通に気温40℃というニュースも流れていますから恐ろしい。
一昨日の群馬県では41.8℃を記録したとか。
これは日本での観測史上最高気温だそうです。
太陽とヒマワリ

やはりこういう暑すぎる夏となる原因の一つは、無節操な太陽光パネルを豊かな山野を切り拓いて、資金も提供しつつ目先の利益に業者を野放しに走らせた政治、これが悪いと私は思います。
これまでは植物が太陽の熱や光を受けて自然に還元していたのですが、太陽光パネルはそれらを電気エネルギーに変えるのですが、日射量も日や時間や天候によってかなり不安定。
しかもパネル自体が晴天時に熱を持ちますので(最高温度80℃になる場合もあります)、それだけで天候が変わるのです。

繊細なバランスの上に成り立っている自然を、こんなに急に改悪してしまうと、最終的に取り返しのつかない悪影響が結局は人類にかかってくるのは明白なので、私はメガソーラーには大反対なのです。
太陽光発電

☆立秋の七十二候

初侯:涼風至(8月7日~8月11日)

読みは「すずかぜいたる」

気温はここらあたりが暑さのピークですが、その分、少しでも気温の低い風が吹くと涼しいと感じます。
決して本当の意味での涼風では無いのでしょうが、いわゆる相対比較という奴です。

物凄く辛い物を食べている中で、やや辛い物を食べるとそれを甘く感じるというのに似ています。
こういう微妙な変化を風に感じ、昔の人たちは秋の訪れを知ったのでしょう。

ちなみに今朝の札幌は、最初にも書きましたが、本当に涼しく快適でまさに涼風至であります。
立秋  風鈴

次候:寒蝉鳴(8月12日~8月17日)

読みは「ひぐらしなく」

ヒグラシは、夏に木肌に卵を産み付けられて翌春幼虫になり、土の中にもぐって3年から5年。
そして旧暦の基準地である近畿地方では、6月あたりに羽化して梅雨の終り頃から鳴き始め、この時期にピークを迎えます。

ヒグラシの漢字は、蜩や秋蝉や晩蝉と色々。
その中で寒蝉とも書くのです。

ヒグラシの成虫は、この時期を境に命の終わりを迎えるのです。
つまりこの鳴き声の盛りと終焉もまた、秋の訪れを感じさせてくれる自然の営みなのです。
立秋  ヒグラシ

末候:蒙霧升降(8月18日~8月22日)

読みは「ふかききりまとう」

これはこの時期、台風の襲来や秋雨前線の走りで、雨の日が多くなり、やや気温も下がり始めるので霧の発生が生じやすくなります。
しかし、盆地を覆うような霧という意味ではない気がします。

これは私の想像ですが、この深き霧をまとうのは、水をたたえる源の山々なのではないかと思われるのです。
山々が霧に覆われ、冷やされ、朝晩少しずつ秋の気配が色濃くなっていく時候。
ここまで来ると随所に小さな秋が見られるようになりますよね。
立秋 山霧

と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
旧暦(太陰太陽暦)
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