☆閏(うるう)六月
新暦の月
西向く士(にしむくさむらい)なんてことを言ったりしますが。
これは二・四・六・九・十一(十一は士という文字に並べ替えられますので)の各月は、三十一日まで無いという事を表す言葉でして、物覚えの悪い私などはずいぶん助けてもらいました。
それで2月だけは28日までで、四年に一回の閏年に29日までとなり。
4・6・9・11の各月は、30日まで。
そして西向く士以外の月、1・3・5・7・8・10・12の月が31日までになるという事ですよね。
そして正確には一年(太陽の周りを地球が一周するのは)を正確に申しますと365.24日なので、4年に一回閏年を設けて暦上一年365日がズレて行かないように調整しているわけです。
これが新暦、太陽暦での話。
旧暦の月
一方、旧暦は太陰太陽暦。
月の満ち欠けで、ここが基準ですと一年が約354日と8時間49分ほどになります。
という事は旧暦では、一年が新暦よりおおよそ11日短い、、、足りないとなるわけです。
そんな理由から、旧暦の一ヶ月は29日か30日で終わりとなります。
ちなみに29日で終わる月を小の月。
30日まである月を、大の月と呼ばれております。
ところが。
旧暦で三年も経ちますと11×3=33となりおおよそ一ヶ月分、実際の太陽に対する地球の動きと、暦にズレが生じてきます。
そこで閏月というものを一年の内にひと月設けて、ズレを修正すると、こういう仕組みです。
勿論、ただ単純に三年に一度月を増やすという事ではありません。
約33日のズレですから。
そこで絶妙ですが閏月が発生するのは、十九年間に七回と決まっております。
今年は、閏水無月の年
そして今年は、旧暦では六月が二回来る年となっております。
つまり昨日までは六月(水無月)だったのですが、今日からは閏六月(閏水無月)に入りました。
なんとも不思議な感覚ですね。
六月が二回ある年なので、その分夏が長く、暑さも続き、台風や大雨の被害も大きくなる傾向にあるのだそうです。
皆様、くれぐれもご注意くださいませ。
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊