夏至~七十二候

夏至 旧暦(太陰太陽暦)
この記事は約2分で読めます。

☆太陽の力が最大になる初日

二至二分

さて今日から、二十四節気は夏至に入ります。
また夏至は、二十四節気の中でも二至二分と言われる重要な節目でもあります。

おおよそ暦というものが、冬至を起点に作れらておりますので、この夏至は一年の半分が過ぎたという区切り。
太陽が一番固い位置に登り、地面が受ける太陽熱も最大になります。

夏至と盛夏との関係は昨年書きましたので、ご興味ございましたらこちらをご覧くださいませ。
< 日射のピークと、暑さのピーク

ではここからは、夏至の七十二候を見て参りましょうか。
夏至

☆夏至の期間

初候:乃東枯(6月21日~6月25日)

「なつかれくさかる」と読みます。

冬至の初候、乃東生に対応するのが乃東枯です。
乃東は、ウツボグサの別名。
冬至に芽吹いたウツボグサが、夏至に枯れるというので、夏枯草という名称も持っております。
ウツボグサ

次候:菖蒲花咲(6月26日~6月30日)

「あやめはなさく」と読みます。

以前に、アヤメ・カキツバタ・ハナショウブ・ハショウブの話をしましたが。
< あやめ・菖蒲・花菖蒲・カキツバタの違い

ハショウブは別として、これら三つの植物は昔から混同されていました。
それで夏至の次候が菖蒲花咲です。
その三種の植物の内、この時期に花が咲くのは花菖蒲だけであります。

ですが旧暦の基準地である近畿地方では、もう花菖蒲の花の盛りは終わっています。
この時期の花菖蒲の花の盛りは関東・中部地方、そして東北地方に移っています。
私的には、謎です。
頑張って調べてはみたのですが、どうにも分かりません。
謎です。
花菖蒲

末候:半夏生(7月1日~7月6日)

「はんげしょうず」と読みます。
この末候、半夏生については昨年詳しく書きましたので、そちらをご覧くださいませ。
< 半夏生
ハンゲショウ

と言う事で本日はここまで。
今日から7月6日(新暦で)までが夏至の期間です。
旧暦では今年は六月が二回、一つは閏(うるう)六月。
その分夏が長いとなっております。
暑熱順化をしっかりやって、健康に安全に乗り切りましょう。
夏至
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
旧暦(太陰太陽暦)
シェアする
KAZUHIKOをフォローする
タイトルとURLをコピーしました