☆「元旦」に込められた意味
今日は新月
2025年1月29日。
今日は新月です。
新月と申しますのは、太陽と月と地球の順に、ほぼ一直線に並びまして。
地球からは月が、太陽の強い明かりにすっぽり覆われてしまう日の事です。
なので新月は、地球から肉眼ではほぼ見えなくなります。
旧暦(太陽太陰暦)では、こういった月の運行も重要な要素ですよね。
なので文字通り、月の初めは新月の日となります。
これが新暦とは違うところで。
春節
それで中華人民共和国などは太陽太陰暦を使っていますから、昨日が大晦日で今日が元旦なのです。
それで旧正月と言ったりしますが、旧正月休みが新暦の1月28日から2月3日の1週間となります。
この2月3日が立春ですから、春節と言うんですね。
ちなみに北海道は昨日あたりから中国人がわんさかやって来ておりますので、こういう時に街に出たり雪まつりを見に行ったりすると、インフルエンザやヒトニューモウイルス、それに新型コロナにノロウイルスが怖いので、私はほとんど街場に出ないようにしております。
旧正月の元旦
本来は日本は旧暦(太陽太陰暦)だったわけです。
それが日本の自然環境に沿って完成されていった自然の変化を表した暦だったわけで、日本の大切な作物である稲を育てるために組まれていった運行表なのですよね。
それを思うと、本来、日本の歳神様が各家々にいらっしゃるのは、昨夜の日没時か、今朝の日の出時となるわけです。
もちろん、今は新暦主流の世です。
ですから1月末の仕事も忙しい時期ではありますが、心のどこかに、ああ、本来の正月は今日からなんだという思いを置いておけば、ちょっと幸福になれると思いません??
本来の歳神様がいらっしゃっている昨日今日。
皆様に何か佳いことはありましたでしょうか?
私はリサイクルショップでこのカワイイ置物を税込み110円で買えたので、ああ、歳神様から福を頂いたなどと有頂天になっております。
こういう61歳でございます。
元旦という漢字の意味
ところで、元旦ですが、なぜ元旦という漢字が使われているのかという話を最後にしておきますね。
元旦の「元」
これは始まりの意味です。
始まりの大元という事ですね。
そして「旦」
これは地平線、水平線から太陽が立ち昇る様子です。
そこから、区切りという意味も持たせていますが、本来は日の出なのです。
だから元旦とは、一年の始まりの朝、太陽が立ち昇る様子なのですね。
つまり、元日は一日全体で、元旦は新年最初の朝という意味が本来です。
ということは、です。
これは単なる新年の朝という意味だけではなく、新年の朝に歳神様が来訪されますよという意味が込められているのです。
2025年の札幌の旧暦元旦は、昨日より1分早くなって午前6時53分でありました。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き旧暦の元日をお過ごしくださいませ💐😊