☆来年のカレンダーが届きました
昨日立冬に、南太平洋協会が発行している来年のカレンダーが届きました。
もうこれがとても優秀でして。
季節の歩みが肌で感じるように読めるのです。
この暦に関しては、過去に書いておりますのでそちらをご覧くださいませ。
< 本当の季節が分かる凄いカレンダーが、これ!
< おススメのカレンダー予約開始
さてこの旧暦では、年の始まりが12月1日(新暦・現在広く使われているカレンダーでは)となります。
なのでちょうど良い時期に届いたことになります。
これによると来年は、六月(水無月)が二つあり、夏が長く今年より暑くなるとされています。
天体の運行から導き出されるこの暦、凄いです。
早速今日、部屋に懸け置くことにします。
☆呼び方に違和感があるので、、、
暦とカレンダー
それで、私は今日の記事のタイトルに、「旧暦カレンダー」と書きました。
販売元もそう書いております。
ところが、カレンダーは「暦」とも言いますよね。
「来年の暦を買ってきた。」
「来年のカレンダーを買ってきた。」
どちらも意味が通じますでしょう。
なので旧暦カレンダーとは、二重表現なのではないか?
まるで、ご飯ライスと言ってるようなものではないか?
そう感じて調べてみました。
暦とは
さて暦とは、何でしょう?
これは以下のようにハッキリ言葉にできます。
「時間の流れを、年や月や週や日といった単位にまとめて体系化したもの」です。
その仕組みや考え方、そして組み立て方を示したのが「暦法」だという事らしいです。
カレンダーとは
では、カレンダーとは何でしょう?
こちらは、日や曜日を表示して見やすく分りやすく表示したものです。
日本語では、日表(日めくり)、月表(月めくり)、年表(一枚の紙などにまとめたもの)などの形があります。
また、暦(上記の意味:時間経過の体系)を紙などに表したものを、正確には暦書とか暦表というのだそうですね。正確には、です。
でもその暦書や暦表を略して、暦とも言うのでややこしい。
ということで、旧暦カレンダーという言葉への違和感が生まれたのだと自分自身納得できました。
旧暦とは、暦法。
カレンダーというのは、暦書。
なので無理やり日本語にすると、旧暦暦書とか、旧暦暦表ということなんでしょうね。
、、、でも、ここまで書いても旧暦カレンダーという表記にはちょっとだけ、違和感を感じます。
ちょっとだけ、モヤモヤが残りました💦
☆歴と暦
モヤモヤしたまんまで終わっては、これからのお出かけもモヤモヤしますので。
ここはちょいとスッキリしたい。
そう言う事で視点は語源へ。
まず、暦は歴でもあるという話。
歴
歴は歴史と申しますように、「ある程度経てきた記録」の意味です。
文字の成り立ちは、崖や山の斜面を意味する厂(かん)部の「厂」に、木々が生えている「木」がありまして、そこに火との足跡を表す「止」が加わっています。
なので「道」とか「進んでいく過程」を表しているのです。
つまり「歴」は、時の経過や、過程の積み重ねを象徴する字形なのです。
暦
その歴史の「歴」がまずありまして、そこに太陽を表す「日」が加わって生まれたのが、暦法の「暦」という漢字なのです。
つまり、「日」は太陽。「歴」は時間の経過。
そこで「暦」は太陽や季節の変化に基づく「日付や時間の記録」の意味を持つようになったという事を、日本漢字文学の白川静先生が記しておられました。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊