☆霜が降り、木枯らしが吹くころ
昨日から、二十四節気の一つ、霜降に入りました。
霜というのは、空気中の水分が凍ったものです。
この頃になると朝方がグッと冷えて、霜が降りるようになるという意味です。
外に置いていた鉢植えで、寒さに弱いものは明朝の気温が低くなりそうなときは早めに室内に取り込まなければ枯れてしまうから大変です。
植物が耐えられる最低温度も、種類によってさまざま。
18℃あたりまでしか耐えられないものは、もっと早めに取りこむことになりますし。
ー5℃まで大丈夫なものは、まだそんなに慌てなくても良いですよね。
微妙な温度帯は10℃~3℃あたりでしょうか。
なるべく外気に当てておきたいし、霜が降りたらダメになるし。
植物を育てていると、お天気とにらめっこする度合いが高くなるのもこの時期なのです。
植物や土、その他いろんなものが0℃より低くなった時に霜が現れます。
土の中の水分が凍って氷の結晶になったものは霜柱で、子供の頃はあれをサクサク踏んで歩くのも楽しみでした。
この霜降の期間中に吹く冷たく強い北風が、木枯らし。
文字通り、この風を合図に植物達はいよいよ本格的な冬に備えて準備を整えます。
落葉広葉樹などは、ハラハラとにぎやかに葉を散らすのです。
ところが近年はやはり温暖化でしょうか、昨日メールをくれた東京の友人は、まだTシャツ姿で仕事をしているらしいです。
どうやら本州に霜が降りるのは、もう少し先になりそうですね。
☆霜降の期間
今年の霜降の期間は、昨日10月23日から立冬前日の11月6日まで。
またこの期間も七十二候で三つに分けられますので、それぞれ見て行きましょう。
多分ですが、いくら温かい本州でも、11月6日までには寒くなるのではないでしょうか。
初侯:霜始降(10/23~10/27)
「しもはじめてふる」と読みます。
霜が初めて降りる頃、文字通りでありますが、札幌では10月21日に初霜が観測されました。
なので我が家では早めに鉢物の出し入れを毎日行っております。
日中はまだわりあい暖かなので、なるべく外に出して光や風に当ててあげますが、やはり朝方が怖い。
昼に温まった空気が夜のうちにどんどん冷えていき、一番温度が下がるのが日の出前です。
この時、晴れていれば放射冷却というものが起こるので、一層冷えます。
次候:霎時施(10/28~11/1)
「こさめときどきふる」とか「しぐれときどきふる」と読みます。
霎というのは見慣れない漢字ですが、ショウとか、ソウと発音されます。
また、小雨とか暫し(しばし)という意味です。
つまり霎時施は、サッと通り雨が来るということでしょう。
この時期は、一雨ごとに秋の終わりを感じられるようになって行きます。
季節の変わり目の雨という事でしょう。
末候:楓蔦黄(11/2~11/6)
「もみじつたきばむ」と読みます。
昨日の記事で、紅葉の理由について書きましたが、まさにそれです。
ここでいうもみじは、楓(かえで)のこと。
楓や蔦(つた)などが紅葉(黄葉)が色づき始めるころです。
札幌の我が家ではもう離層形成が進み、楓や銀杏が色づき始めました。
札幌の山全体も、現在かなり色づき始めております。
さて、紅葉の見ごろはいつ頃になるでしょうか。
楽しみであります。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊