☆田舎より都市圏に住むハチの方が、脳が大きい
今朝、驚きのニュースを目にしました。
ヨーロッパと北米に住むハチの脳と体を計測する研究が行われたそうなんです。
対象は、89種類、合計335匹。
この詳細については分かりません。
ですが、その結果、田舎よりも都市圏に住むハチの脳の方が大きいという事が判明したというんですね。
この研究結果が本当ならば、の話ですが。
この、「脳が大きい」と言うのは、体のサイズと比較して「脳が大きい」という事。
更に、田舎のハチに比べ、都市圏のハチの方が体も大きいんだとか。
つまりは都市圏のハチは、体が大きい上に、脳比率も大きいという訳なんです。
これは、どういう事でしょうか?
☆同じ種なのに、住む環境で脳の大きさが違うという事
スペインのドナーニャ国立公園のバイオロジカル・ステーション研究チーム。
この研究成果について、こちらがコメントを出しているようですね。
田舎よりも都市圏の方が、人間が作り出した様々な環境が入り乱れています。
そこで昆虫が生き抜くためには、複雑な判断をし続けなければなりませんよね。
だから、脳もそれらの情報を処理するために大きくならざるを得ないんだとか。
より柔軟に、より的確に、そしてなるべく素早く判断を下すためにも、脳の巨大化が必要との結論。
つまりこれが昆虫の「認知バッファ理論」の裏付けになるというんです
では、認知バッファ理論とは何でしょうか?
☆認知バッファ理論
認知バッファ理論。
あまり耳にしない理論ですよね。
これ、簡単に言うとこういう事です。
高い認知能力が、その個体に、より広範な環境変化に適応する能力を与える
その結果、その個体の生存と繁殖の成功率を高めるという考え方の事なんです。
ポイントとしては以下の点が挙げられます。
①複雑な社会における協力や競争の行動
②環境変化への適応能力
③未来への予測と、それに向けての計画
④ストレスへの柔軟な適応
さてでは、認知とは何か。
これを簡単に言うと、こうなります。
「見たり聞いたり感じたりしたこと。
それを、私たちの脳がどのように理解するか。
そしてそこに、どんな意味を見出すかということ。」
ということは、つまり。
認知バッファ理論と言うのはこういう事です。
「自分の周囲の環境を冷静に理解し、色んな環境変化に馴染むことができる。
その結果、自分の遺伝子を次の世代に安定して残すことができる。」
もっと平たく言うと、ハチは周囲の環境変化を理解し、それに合わせて進化している。
という事です。
それが発展して行って、今後、昆虫は、、、となるのかもしれないということでした。
☆まとめ
植物を通しての教育を植育と言います。
この植育、もちろん中心は植物なのです。
ところがその周辺の、微生物や昆虫、そして一部動物まで関わって来ます。
これらを学んでいくと、いずれ哲学や歴史学なども絡んできます。
だから果てが無い。
だから、面白い。
今回は、植物とは切っても切り離せない昆虫の一つであるハチ(蜂)についての記事でした。
これからも、関わりのある情報に触れた場合には書き記しておきますね。
今回も、最後までお読み下すってありがとうございました。
今日があなたにとって佳き日でありますように💐🐝💐