☆「観察」のもつパワー
いけませんね、、、。
先の記事で「明日書きます」と言ったにも関わらず、こうして3日後に書き始めてる、、、。
どうかお許しくださいませ。
書きたいことが次々あって、たまにこういうことが起きてきます。
きっと今後も。
という訳で、改めまして、観察の大事さについて少々お話させていただきます。
・変な虫や病気を近づけないコツ
私が育てているピーマンに、アブラムシがやってきました。
結果、先に書きました合わせ技。
こちらを3日間続けたところ、無事に撃退。
今は平和が訪れております。
さてここで、植物を襲う病気や害虫をやっつけるために、日頃から習慣づけておいた方が良い事をお伝えします。
言わば、変な虫や病気を近づけないコツです。
植物の病気や害虫は、人間と同じです。
治療しなければならなくなる前に、予防することです。
そもそも病気にかからなければ、治療する必要もありません。
そもそも害虫が大量に寄ってこなければ、被害は出ないのです。
つまり何より、予防が大切なんですよね。
では、予防するための基本中の基本は何かと言いますと、それが「観察」なのです。
・観察の本当の意味
大切なのは、育てている植物をできれば毎日一回、観察してあげることです。
では、観察とは何か?
知ってるようであまり理解されていない言葉の一つです、かく言う私もそうでした。
まず初めの「観」の文字は、観客・観劇・観測など。
これは、念を入れてよく見るという意味が含まれています。
例えば、好きで見たい映画があって、チケットを買って劇場に入ります
ボケーッとしては見ないですよね。
もう細かいところまで見逃すまいと集中して見ます。
これが、観る、です。
そしてこういう場合、観ることが苦痛かと言いますと、苦痛どころか実に楽しいんですね。
つまり、正しい「観る」は、楽しいんです。
次に「察」の文字ですが、これは推察・考察・偵察・拝察など。
物事を調べて明らかにする、とか、データを基に推測、とか、同情や共感するという意味もあります。
このように、「観」と「察」が結び付けば、平たく言うとこうなります
興味をもって観て、これから起こることを予想すること!
これが、観察です。
実に深い言葉ですね。
まずはこういう言葉の持つ意味を胸に置いて。
それから次に観察していれば、悪い虫(害虫)がやってきても、病気の時も対策を立てやすいです。
何事もですが、最初が肝心ということです。
ただ観察と言うと、めんどくさい感じもしますよね。
でもこう考えてみてください。
観察は、気軽な挨拶だと。
・おはようの威力
朝、家族と顔を合わせた時には「おはよう!」と挨拶をします。
「おはよう!」と声が返ってくるだけで、その日一日がさわやかに始まりますよね。
それが学校でも職場でも、そうです。
何よりもまず、基本中の基本のコミュニケーション、それが挨拶。
①相手より先に。
②明るく元気よく、不快にならない声の大きさで。
③ハッキリと聞こえる発音で。
④きちんと目を見て。
それが挨拶の極意。
これに対して、相手がどういう挨拶を返してくれるか、で分かるんです。
その日の相手の体調や感情、それに抱えている喜びや悩みの大きさまで。
だから、大事な相手との挨拶はとても大事なんですよね。
つまり挨拶は、心配りです。
一日の始まりに、相手への心配りをすることでコミュニケーションが高まり、心が安定する。
心が安定すると、その日一日ポジティブに過ごせる確率が爆上がり。
これが、あいさつに秘められた本当の威力です。
・植物への挨拶というのが、あるんです!
相手への挨拶は、家族なり、クラスなり、職場なり、どこでもそのチームワークを高め維持していくのにとても有効で簡単で奥深い手段なんですね。
だから、やらない手はない。
ところで話を戻しますが、植物への観察について。
この「観察」というのが、私たちが植物と行う挨拶に当たります。
難しくも何ともありません。
朝起きて、おはよう代わりに植物に触れて、5~10秒ながめるだけ。
これで充分です。
まずは是非、植物を眺めてください。
続けていくと、やがてその植物があなたに発しているサインを読み取れるようになります。
こうかくと極めて非科学的な事のように思われがちですが、違います。
極めて原始的な、私たちの脳が懐かしい故郷に帰省するようなものなのです。
そう。
もともと人類は、植物の発するサインを読み解いて進化してきたのですから。
・古代からの力
慣れてきたら、これで変な虫がついてるとか、水が欲しそうだとか、病気になりかかっているって見つけることができるようになります。
大丈夫です。
ニンゲンって凄いんです。
ずっとずっと古い時代から獲得したそんな能力が、あなたの中に静かに眠っていますから。
観察を続けていると、必ずその能力が目覚めます。
私たちが想像するよりもずっと長い間。
私たちは植物と、独独の形で会話してきたんです。
それをここ50年ばかり、忘れて来ただけ。
仮にその植物と人との会話を、ご自宅にあなたが育てる小さな鉢植え一つで思い出すことができたなら、、、。
今よりもきっと毎日が、楽しく、穏やかなものに変わって行きます。
植物の害虫対策の一面は、実は人が本来持っている古代の力を呼び覚ます方法の一つなんです。
新しい物や知識はもちろん大事。
でも、忘れてはならない私たちの古里を、日々の忙しさに忘れてしまって、心が曇りがちの方が多いように思えてなりません。
どうです?
まずは身近にある植物のどれかを、毎朝観察してみませんか?
もう一度言います。
おおよそ同じ時間に、3~5分、何も考えずに見つめるだけです。
簡単に、単純に。