小さな来訪者:ハエトリグモ

ハエトリグモ ささやかな発見
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☆害虫を狩る正義の味方

我が家の玄関先の鉢植えに、ぴょんぴょん飛び跳ねる小さな影。
あれあれ?
と、良く見ると、クモです。
ハエトリグモ

こういうクモは、歩き回って獲物を捕まえるんです。
まぁ敏捷。
ぴょぴょぴょぴょ、って動いて、ぴたっと止まってしばらくしてまた、ぴょ。
こんな動きです(伝わりました??)

この時私はメガネをしていなかったので、良く見えておらず、とりあえずスマートフォンで撮影。
そして拡大。
ハエトリグモ
どうも、ハエトリグモのようでした。
あら、いらっしゃい♪
このクモなら、大歓迎です。
人を噛んだり、家を汚したりすることも無くて。
逆に、植物に害を与えるアリや小型の虫を食べてくれますから。

しかし、ハエトリグモだとはわかるのですが、ハエトリグモにも種類が多い。
さて、何というハエトリグモなのかというのは、どう見ても私には分かりませんでした。
ハエトリグモ

形としたら、マミクロハエトリか、ウデブトハエトリかなとは思うのですが、ちょっと違うような、、、。

江戸時代。
座敷鷹という遊びがありました。

江戸時代は、江戸の町を中心に庶民レベルまで園芸が親しまれていました。
それで、ハエトリグモも、より身近に感じられたのでしょう。
そこで生まれたのが、座敷鷹です。
これは、家の中で行う鷹狩(たかがり)という意味。

鷹狩とは、昔から行われていた、飼育した鷹を放って獲物を狩猟する狩りの一種。
これが徳川幕府になって、将軍や大名が好んで行ったんです。
特に、初代将軍の徳川家康が好んで行ったので、そこから定着したと言われています。
と申しますのも、家康は、単なる狩りとしてではなく、心身の鍛錬法の一つとして鷹狩を行った、なんて言われています。

私はそこのところは良く分らないのですが、当時の庶民も同じでしょう。
鷹狩はできないけれど、ハエトリグモを使って家の中でハエを狩らせたのが、座敷鷹。

それぞれが育てたハエトリグモを持ち寄って、羽を切って飛べなくなったハエを狩らせて勝者を決めた。
これが博打の対象にまでなったというんですから、面白い。

話は逸れましたが、はて、我が家のハエトリグモさんは、今日も元気かしら?
と、さきほど朝の水やりをしましたが、どうも遠征中らしくその姿は見えませんでした。
ハエトリグモ

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
ささやかな発見
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