☆日本の伝統園芸植物
実、裂ける
今朝の札幌は晴れ。
気温は18℃。
風も無く静かな秋と言った風情でした。
空には、二十日余りの月と言われる、下弦前夜の月。
さてそんな朝。
我が家の花菖蒲が最初の実を実らせたようです。
先端が三つに裂けています。
こちらはまだ熟していない実ですから、違いは一目瞭然ですね。
種の観察
もう全体が薄茶色になって先端が裂けて、こうなったらもう大丈夫でしょう。
そこだけ刈り取ってきました。
そしてこの種が入った実を、裂け目に沿って開いていきます。
私は小さなマイナスドライバーを使いました。
これが、花菖蒲の種です。
実の中には、三室ありますので、この種の列がもう一列隠れております。
種の数
さて、それぞれ実の部屋ごとに種は何個入っていたでしょうか?
調べてみました。
まずは、しっかり大きく育った種はと言いますと、、、
まずは、6個でした。
その次の部屋には、、、、。
少し多めの8個。
では最後の部屋には、、、開けてみますと。
この部屋にも8個の種がありました。
こうして、一つの実から合計、22個の種が採れたという事になります。
種のお手入れ
やはりこうして種が採れた以上、しっかり種まきして、どういう花が咲くのかをこの目で見てみたいと思うのが人情でしょう。
私も当然、見たいです。
まぁ種をまいた花菖蒲が、無事に花をつけるのは、上手に育っても早くて3年かかります。
気長に参りましょう。
種を採ったからと言いまして、この種をすぐに蒔くのでなければ、まずは1~2日、綺麗な水に漬けておきます。
これを専門の言葉で「浸漬(しんせき)」と申します。
浸漬をやる事で、表面にある芽を出させない物質を洗い落とせますし、皮が破れやすくなり、その分芽も出やすくなるという訳です。
それで先程、ガラス容器に水を張って22個の種を全部入れました。
プカプカ浮いて、それを眺めて、私の今日の1日が始まります。
良いお天気。
外の活動にはもってこいの1日になりそうです。
そして明日は雨予報。
こうして少しづつ、こちらの秋は深まっております。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊