☆12月中旬にもなると、、、
・札幌、荒天予報
土曜日です。
今日の午後から明日にかけて、荒れるという予報。
なので済ませておくことが多くバタバタしております。
もう外はすっかり銀世界。
外で冬を超える私の植物達も、雪にまみれて静かに耐えているところです。
・彼岸花
お彼岸の頃に咲く花、彼岸花。
不思議なもので、地面からニュッと花茎が伸びまして、伸びきったところであの花が咲きます。
咲き終わった後に出てくるのが、彼岸花の葉っぱ。
面白いですよね、普通の逆なんです。
本当に不思議な花ですね。
この形も素晴らしいです。
子どものころ、まるで何か神聖な宝物のように、田んぼに腰掛けて眺めていた思い出があります。
・本来日本の彼岸花は、人の手でしか増えない
この植物は、もともと中国大陸から持ち込まれたんだそうです。
どうも、稲作文化と共に、籾と一緒に持ち込まれたんじゃないだろうかと言われています。
そして日本に根付いたのですが、面白いことに、日本の彼岸花には種ができないんですね。
それは、ちょっと難しい話をすると、染色体が三倍体と言われるものだからです。
これが普通の二倍体や、特殊な四倍体だと、2で割れるので次の世代のタネができるのです。
しかし、三倍体になると割れませんよね。
なので種として子孫を残せないとなるわけです。
種ができないので、球根が増えたのを、人が手助けして分けて、各地に植える。
これを繰り返して、いま日本各地で見られるような彼岸花の群生地がある訳です。
余談ながら、中国大陸のは種で繁殖する彼岸花だそうで。
それでもたまに三倍体の物が出て、少し違った彼岸花として残っているそうですよ。
そう考えると日本国内の彼岸花の多くは、遺伝的の全く同じのもの。
そう考えるとロマンですよね。
もっとも、近年の園芸ブームで交配されたり、海外から導入されたりして色んな品種が出回っている物事実。
派手なら良いのか、売れれば良いのかなんて思う私は、古い人間なんですかねぇ。
☆我が家の12月の彼岸花
さて我が家の彼岸花。
今年の夏は咲きませんでした。
あら、ダメになったのかなと寂しかったですが、希望を託して捨てずに外に出しておいたら、9月の終わりに葉っぱが出てきたんです。
はは~ん、昨年の日光が足りなくて、今年は花を咲かせる力が球根に溜まってなかったのだなと気付きました。
そこでこの冬は、伸び伸びとなるべく日光に当たってもらい、雪の降るこのシーズンは室内の窓辺に置いております。
そしてこれが、今朝の写真。
まぁ窓辺ですから日光は実際にグッと少なくなります。
しかも冬。
余計に減ります。
でもその分、栄養もきちんとあげて、せめて来年の夏には咲いておくれと見守る日々。
ちなみになぜ室内に入れたかと言う話なんですが。
雪が降りましょう。
そうすると葉に光が当たらなくて、結局球根がやせ細って数年後には消えるんですね。
そんなわけで、ガンバレ我が家の彼岸花!と思う12月なんです。
それでは最後までお読み下すってありがとうございました。
今日も佳い日でありますように💐