デジタル教科書導入への不安

デジタル学習 喫茶~言の葉
この記事は約4分で読めます。

☆全国教育問題協議会のサイトより

一般社団法人 教育問題協議会のサイトを見ておりましたら、こういう記事がありました。
「全国文部科学相諮問機関の中央教育審議会の作業部会は、9月24日デジタル教科書を正式な教科書として位置づけ、 2030 年度から導入する方針を大筋で了承。
これにより、デジタル教科書は 2030 年度から正式に導入され、無償で配布される予定。」と。

いよいよあと4年で、教育現場にデジタル教科書が正式導入されるみたいですね。
< 「デジタル教科書」2030年度から正式導入へ、中教審
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☆日本経済新聞の公式サイトより

政府が、18日召集(つまり今日)の特別国会で「デジタル教科書を2030年度から正式教科書として解禁する法案」を提出する旨の記事。
これが昨日17日の日本経済新聞公式サイトに載っていました。
つまりこれまでは、紙の教科書のみが正式なものとして認定されていたわけで、明治以降の日本の急速な近代化と迅速な先進国の仲間入りが出来た原動力が、そういった教育に根差していたわけです。

昨年秋の教育新聞に載った記事ですが、教育デジタル化への背景についてもある程度分かりやすく書かれていますので、リンクを貼っておきますね。
ご興味ございます方は、下記からどうぞ。
< 教育新聞 【2025年秋・最新版】次期学習指導要領はどうなる? 議論の動向を解説
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☆元職として

子供と、脳の発達と

長年、教育の現場に身を置いていて感じていたことの一つに、ある時期を境に子供の性質が大きく変わってきたというのがありました。
なんと申しますか、、、全体的に、無鉄砲で、力を持て余していて、真っ直ぐな情熱を抱いて、そんな、上手く言葉で表せませんが、子供らしい子供が減って来たような、そんな感じがしておりました。

一方で、賢く、そつなく、でもどこか空虚でぼんやりとした不安を背負って、刹那的な、凡庸な、そんな子が増えてきたように思えます。

これは前にもどこかで書いたと思うのですが、こういった子供の性質が大きく変わって行きだしたのは、社会にデジタル通信機器が出回り始めた時期に幼少期を過ごした世代と重なるのです。
勿論、これは私個人が教育現場で感じた事ですので、絶対に正しいとは言えません。
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これはあくまで私の考えですが。
急速に広まったデジタル通信機器に触れ続けた成長過程の幼い脳が、大きな影響を受けたとは考えられないでしょうか?
そうやってみると、若者の抱える漠然とした不安が、少し見えるような気がするのです。
押せば即答で返って来るデジタル機器は、子供の脳に、考える余白の大事さや、答えの出ない疑問もあるのだという大切な事を教えてくれないまま青年期に送り出しているのではないかなと。

なので私が教育機関で長年触れ合ってきた青少年たちの多くは、ある時期を境に、何に悩んでよいか分からないという漠然とした不安を抱えこむようになったのではないかなと。

それが証拠に、幼少期に読書や外遊びなどが好きだった子に、その漠然とした不安を抱えている子はかなり少なかったのです。
不安の内容も、そういう子達は実に昭和的なものが多かったのですよ、私が向き合った子供達には。
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紙の教科書から、デジタル教科書へ

これまでも、デジタル機器は教育現場に入って来てはいましたが、それはあくまで補助教材と言う要素でした。
それが後4年で様変わりするのです。
もうそこは、私の知っている教育現場ではなくなるという事です。

デジタル学習機器も現在では格段に進歩しているのでしょうから、使いこなせれば相当効率的な学習効率が期待できるでしょう。
そこには、期待しています。

ただ、心配なのは学習の目的です。
まず教える側がデジタル機器の長所と短所をきちんと理解し、短所を本当の意味で正しくサポート出来るかどうか?
まず日々の学習が、効率的知識の詰め込みだけに終始していないか。

その子がその子らしく、やがて社会に出て行ったときに役立つ知識の利用や、知識以外の知恵をみにつけているかどうか。
そもそも教育者が、学習の本当の目的を理解し、それに沿ってカリキュラムを組み立てているかどうか。
とにもかくにも本来の教育とは、とても難しく繊細なものです。

クリックやスクロールで簡単に検索できて万能感に浸れるデジタル機器は、若い脳にとって劇薬だと感じつ私は、今、これからの教育について心配の方が大きいですね。
古い人間ですね。

脳への情報の大部分は視覚から得られます。
また、脳が操作するために多くの部分を使っているのは、両手です。
そして進化の過程で人類が、安堵感を得たり、感性を研ぎ澄ませることに適した物は、植物であり緑色であり、妥協しても紙や木です。
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そういう意味で、学習に紙媒体の本や資料。
そしてそれを脳に定着させるために鉛筆を使ってノートに自分の意思で記していくことは、とても理に適っている学習なのですが。
そうです、こういった昔ながらの学習は、脳の発達にも心の発達にも、大変良い形だったのですよね。
デジタル学習

あと4年。
悪く変わらない事を祈ります。
その効果が社会に反映され始める10年20年後、どうかどうか素晴しい世の中でありますように。
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と言う事で難しい事ばかり言いましたが、本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊📖🖋

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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