☆健康維持と歴史と
独身時代の自炊修行
今日は少々、お味噌の話を致します。
私は23歳で家族の元を離れ北海道に来ました。
独身時代は、お金の節約もあったのですがほぼ自炊。
お金が無かったので、当然粗食に走りました。
そうすると不思議なもので、約1週間でカップラーメンとか食べたいと思わなくなるのです。
どうも人は追い詰められて覚悟を決めた時には、食べるものでも、何を食べたいかではなくて、何を食べるべきかというふうに考えが変わって来るのではないかとその時の経験から私は思うのです。
その時。
私はそれまで興味がなかった味噌についても興味を持ち、あれこれ調べてました。
するとその時のママさん同僚が、八丁味噌をほんの少し分けてくれたのです。
あれは嬉しかったですね、当時の私には高くて買えない幻の味噌でしたから。
この黒い味噌。
塩分も少なく、これをこのまま食べてもそう美味しくはないのですが、他の味噌や調味料や出汁を加えて調整すると、極上の美味しさになるのですから驚きました。
味噌の種類
味噌の原料は、大きく分けて三つです。
まずは米麹の味噌、米味噌。
次に麦麹の麦味噌。
そして豆麹の豆味噌。
これらを色々な分量で混ぜたのが、すべて合わせ味噌。
味は、辛口から甘口まで様々。
また色で、白味噌、赤味噌、淡色味噌に分かれます。
八丁味噌の凄さ
味噌は発酵食品ですから、その中に生きた麹菌がたくさん入っています。
つまり、生きた食品ですね。
そして発酵期間も、白味噌の約1ヶ月から八丁味噌の二年まで様々。
そして発酵期間最長の八丁味噌には、タンパク質にカリウム、そしてメラノイジンが豊富に含まれていて、このメラノイジンが高い抗酸化力を持っており、アンチエイジング(若々しさを保つ)だとか、色々と効能があるのです。
メラノイジンの効能については、ここでは割愛しますね。
気になる方は個別に検索されてください。
すぐに出てきますから。
とにかく、健康維持に効果がありますし、美味しい(単体ではそう美味しくないですが)。
あの徳川家康の長寿の秘密の一つが、この八丁味噌だと言われているぐらいです。
八丁味噌の名の由来
これは有名な話ですが、八丁味噌の名の由来。
これは、愛知県岡崎市に在る岡崎城。
そこを起点に西に向かって八丁(約872m)行った所にある味噌作り業者。
ここが作る味噌だけを八丁味噌と呼んだのだそうです。
そこには東海道が通っており、その道を挟んで両側にあった業者は二つ。
一つが今の、「まるや八丁味噌」
そしてもう一つが「カクキュー八丁味噌」
つまり、愛知県内でこの二社の生産する味噌だけが、歴史的に見て八丁味噌と呼べるのです。
ちなみに八丁の「丁」とは「町」とも表記されますが、これは距離の単位。
1丁がだいたい109m。
そして、丁場というと、宿場から宿場までの距離の事で、長丁場という言葉も残っていますよね。
今でも住所に「○○丁目」と書いたりしますが、これもその名残です。
八丁味噌裁判
国が農林水産物や食品を地域ブランドに登録して守る仕組みとして、GI制度というのがあります。
この制度を使い、愛知県味噌溜醤油工業協同組合が2017年に、愛知県全体を八丁味噌の生産地にすることを登録しました。
これに関する資料は、愛知県味噌溜醤油工業協同組合:地理的表示明細書がありましたので、リンクを貼っておきます。
老舗2店舗はそれを不服として裁判に訴えたのですが敗訴。
結局このままでは来年でしたか、老舗2店舗が作る味噌を八丁味噌とは呼べなくなるという事態が発生。
そこで「まるや」と「カクキュー」は追加登録の決断に至り、どうにか来年以降も八丁味噌を名乗れるという事になりました。
それが今年の1月24日、公式サイトで発表されました。
つまり現在は、愛知県内で生産された豆味噌ならば、どこでも八丁味噌を名乗っても良いという事です。
う~~む、、、。
これは私の意見ですが。
歴史的に見て、岡崎城から八丁西のところで作っている豆味噌を八丁味噌と呼んだのです。
そこに有る業者はどちらも戦国時代から江戸時代初期の創業ですから。
八丁味噌と呼べるのはこの二社だけでしょうと思うのです。
写真は八丁味噌特有の石組みの重しです
それが愛知県全体の豆味噌を八丁味噌と呼称するのは、、、どうも。
八丁味噌というブランド名に頼らずに、愛知豆味噌とか何とかいうブランド名を築いて行けばよいだけだと思うのですが。
当然、製法も味も麹菌も微妙に違って、老舗八丁味噌より美味しいと思うお客さんもいるでしょうに。
国も農水省も、やはりお役人さんですなぁと思うのです。
商売のため、ブランド名を県内全体に適用させたいがために、歴史も文化も無視できるんですなぁ。
裁判所もまったくつまらんものになったものだと思います。
あ、これ、私個人の意見ですから。
☆八丁味噌は「まるや」と「カクキュー」
てなわけで。
私は八丁味噌と言ったら、「まるや」か「カクキュー」の製品しか食べません。
これは個人の自由です。
それぞれの会社から通販でも買えますので、食べて応援です。
こちらが「まるや」の、私の好きな八丁味噌。
400g税込み861円(2025.4.4現在)
気になる方は、以下のリンクからご覧ください。
まるや八丁味噌オンラインショップ
そしてもう一つ
「カクキュー」で私が使ってる八丁味噌。
300g税込み740円(2025.4.4現在)
気になる方は、以下のリンクからご覧ください。
カクキュー八丁味噌オンラインショップ
ともあれこうして色々ありますが、八丁味噌は歴史も含めて八丁味噌だと思うのです。
国よ、農水省よ、裁判官よ、組合さん方よ、ごめんね私はそういう人間です。
こういう思いは、個人の自由です。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊