当サイト案内役の、犬について

ラベンダーの花と、愛犬 喫茶~言の葉
この記事は約4分で読めます。

☆サイトに使ってる犬ちゃんはどなた?

・お問い合わせフォームより

まず初めに、はじめて、お問い合わせフォームより質問を頂きました。
8月11日にこのサイトを立ち上げて4日目の昨日の事です。

ありがたい事です。

まだ固定読者もいないので、まずは200記事、好き勝手に書くぞと決めてました。
その矢先のお問い合わせです。
嬉しいです、励みになります。
頂いた内容はこちら。
「こちらの表紙に使われてる犬ちゃん(写真)は、どなたですか?」

植物関連のブログですが、犬でも猫でも分かる範囲でお答えいたします。
では今回は、緑の命案内役・写真の犬について。
緑の命 メニュー

・旅先で拾った命

もう古い話です。
平成四年の九月から平成五年の三月まで、私は自転車で日本中を野宿しながら旅してました。

この犬は、その旅の始めの十月に、広島県福山市の山中にて出会ったんです。
捨て犬でした。
新聞紙にくるまれ、道路側溝の泥の上に捨てられて。

ほぼ生まれたばかりでした。
つまり目も開いておらず、イヌかどうかも分からないぐらい小さい。
それに三匹の内、既に一匹は亡くなっておりました。
生きてた二匹の内、一匹の鳴き声で側溝に落ちていた命に気付けたのです。

・生きていた二つの命

出会ったのは夕暮れでした。
生きていた方の一匹は口の中に泥がつまっており、ぐったりしてました。
ほぼ動かず、鳴かず。
もうこれは生きられまいと思いました。
なのでせめて、看取ってあげようと決めたんです。

一方、鳴いていた方はタオルにくるんであげるとやや鳴きやみました。
よく見ると、どうもシッポが折れている
多分、人の気配のしない山の中のかなり急な坂道です。
思うに、車から投げ捨てられたのだと思います。
かわいそうなことを、と切なくなったのを覚えています。

このようないきさつで、見捨てておけずその夜は一緒に野宿しました。
旅先で出会った仔犬

さて翌日、獣医さんを探して懸命に自転車をこいでいたのですが、、、。
山中です、そう都合良く見つかるはずもありません。
自転車の荷台に、バッグとバスタオルでの簡易ベッド。
そこに二匹。
わりと快適だったと思いますよ、懸命に作りましたから。

・最初のお別れ

そうこうしつつ移動をしていた夕方に、細い道の途中で、ぎゃうんと一際一回違う声が響いたんです。
そこで止まってバッグを開けてみると、鳴いていた方が息を引き取っていました。
ちゃんと昼もミルクを飲んでいたし、排泄も順調だったのに。
最後の泣き声は、お別れを告げてくれたかのようでした。

道端の草の上に横たえてあげて、しばらくそこであれこれ思いを馳せたんです。

あんなに新聞紙にぐるぐる巻きにされて。
山奥の人通りの少ない道路の、しかも側溝に捨てられて。
なんか哀しいやら、腹立たしいやら。

そうしたら、あの口に泥を詰めてぐったりしてた方が、初めて動いたんです。
もちろん、まだ目は見えません。
それなのに、亡骸に鼻をつけ、きゅーと鳴いたのです。
その姿が妙に切なくて。
愛犬が子犬の時 旅先で

最初は旅先で出会ったどなたかに譲ろうと思っていたのですが。
この瞬間で気持ちは変わりましたね。
そしてその翌日、出雲大社の前で決心ました。
この犬と一緒に生きて行こうと。

・看取りの日

それから17年間。
一緒に思い切り生き抜きました。
最後まで自分で歩けたし、見えていたし聞こえていました。
素晴らしいパートナーでした。

最後の日は夕方に、まだ小さかった私の子供達と1時間半遊んでくれて、そのまま自分の小屋に戻って眠るように息を引き取ったんです。
2009年の秋の事です。

もうそれはそれは悲しくて。
命がいつか終わるのは当然なんですが、悲しくて。
でも拾った日の約束は果たせたんですよね。
それが嬉しかったですね。

それで、せめてこれまでのように、どんな日でも毎日一緒に散歩をしたいと始めたのが最初のブログでした。
そちらで使っている写真がこれです。
私の最愛犬
ブログを更新すれば、この写真と一緒にあちこちを旅できますから。
それで今回、こちらの緑の命でも初心に帰る意味で、我がパートナーの写真を使おうと決めたのです。

ちなみに、一緒に子供達の写真もあります。

もちろん二人とも、もう社会人。
手元を離れてそれぞれ元気に暮らしております。
すなわちこの写真は、私が命懸けで育てた三つの宝物なんです。

とまぁ長々と書いてまいりました。
結局のところ「こちらの表紙に使われてる犬ちゃん(写真)は、どなたですか?」への答えはこちらとなります。

私の大切な長女です!
緑の命 

また何かございましたら、お問い合わせフォームからご質問くださいませ。
お問い合わせ、ありがとうございました。
そして、最後まで読んで下すってありがとうございました

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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