「生きているうちに」という考え方

秋の空 うろこ雲 喫茶~言の葉
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☆今年中に南九州に行くことになりそうです

・来月に迫った旅

来月、長崎から熊本に行くことになったとお伝えしました。
そこでたまたま、私がずっと気になっていたフリッツ・フランツ・フォン・シーボルトのイベントがあると、あとで知ったわけです。

それが、シーボルト来日200周年記念。
だいたい、旅の日程が先に決まって、その途中で大事なイベントを知るだなんて。

まぁでも昨年から、関東関西を中心にして旅を重ねすぎてるぐらい。
仕上げが来月の九州北部回りとなるはずでした。

・突然やってきた情報

一昨日の事でした。
詳しくは書けませんが、会わねばならない人がまだご存命かもしれぬと知りました。 
その方が、どうも南九州にお住まいかもしれないと。

来月向かう熊本からだと、2時間あれば行ける距離なのです。
でももうそれを組み込むほど日程に余裕がない。
ならば新たに、と旅の計画を立て始めたところです。

相手の方がご高齢という事もあります。
と同時に私が動けるうちに、という思いもあります。
「いつか」ではなく「今」
行動を起こすなら、この思いが大事ですので。
朝陽

☆消えゆく文化

とても古い時代から昭和初期にかけて、「文化」はゆっくりと穏やかに手渡しで伝えられてきました。

そして第二次世界大戦後。
急激な経済復興と共に、価値観はさらに欧米に傾いていきます。
やがて安定の中で生まれ、安定の中で育ってきた人が大多数を占めるようになった平成。

パソコンや携帯電話からのスマートフォン。
人類史上初の急速すぎる情報化の波にのまれて、もう「ゆっくり穏やかに手渡し」なんて文化は古臭いものになり果ててしまいつつあります。

ですが私には、その「ゆっくり穏やかに手渡し」がどうにも無駄には思えないんですね。
それが無くなりつつあるから、ストレスや心の病が増えているように思えるんです。
青空

☆還暦過ぎた私にできること

もしかしたら、なんて思う事があります。
もしかしたら私は、ゆっくり穏やかに文化を手渡された最後の方の世代かもしれない、と。

日本人の自然観や風習、それに専門の場での植物に対する視座など、先の世代から「守っていってね」と伝えられたことがたくさんあります。
それをこの歳になって、あらためてしみじみ思い返します。

面白いもので、そんな思いからこのブログを立ち上げてまだ1ヶ月。
まさかまさか、こう次々と「見ておくべきもの」や「会っておくべき人」の情報がやってくるなんて、思いもしませんでした。

1週間は早いです。
たった520週間すぎたら、もう私は70歳です。
生きているうちに。
思い立ったが吉日(きちにち)という言葉が示すように。
私は受け継ぎ伝えるために、南九州に足を踏み入れます。
ススキと夕陽

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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