☆ツル植物:時計草との出会い
こんにちは、kazuhikoです。
今日は私の好きな植物の一つ、時計草のご紹介。
まずは、私が最初に時計草の花を見た時の話から。
・時計草のインパクト
私の草花の師匠が、ある日温室に苗をもってみえました。
それを私に植え替えさせて、管理もまかされて。
「伸びるから、ツルが巻き付けるように棒を立てといて」なんて言われまして。
実際には「支柱3本、1m」とだけしか言われてないんですが、通訳するとそんな感じ。
そこで、はは~ん、これは元気で大きくなる植物なんだなと予測できるわけです。
なので、少し大きめの鉢が良いと思いました。
なんてったって、1mの細い棒を立てて倒れない鉢ですからね。
それで3ヶ月目だったと覚えてますが、ツボミが付きましてね。
もうこうなったら、育て方が正しかったわけで、嬉しいんです。
あとは、さあ、どんな花が咲くんだろうって、ワクワクしてましたね。
そしてある日、夏ももう終わりに近づいたころだったと思うんですが。
朝、温室に行ったら、咲いてました。
なるほど、と思いました。
花を真正面から見たら、メルヘンチックな時計みたいなんです。
感心しましたね、自然の持つ力に。
実はこれが、時計草の中でも「クダモノトケイソウ」と言われる種類だったんです。
うまくいくと、実が成りまして。
それがあの、パッションフルーツ。
実はこの時私は、パッションフルーツってものを全然知りませんでした。
☆時計草の楽な育て方
・冬前には、短くしましょう
寒さには弱いので、冬場は部屋の窓辺で育てることになります。
ただ、ツルが伸びてお世話が大変だとおもう方も多いみたいですね。
そんな時は、秋遅くに切ってください。
土から20cmほどを残して。
すると、冬場のお世話が大変楽になります。
逆に言うと、夏場はぐんぐん伸びます。
なので今年は私、楽をしようと思ったんです。
棒(支柱)を立てなくて良い方法。
しかも日当たりのよい外に置きっぱなしの方法。
・時計草の手抜き栽培法
お日様が好きな植物ですからね。
ごきげんな夏場は、外に置いてノビノビ育ってほしい。
というわけでキョロキョロしてたら、見つけました。
手抜きできそうな場所、発見!!
実は私、この4月に引っ越してまして、新しいとこに住んでるんです。
家に添うように、4本の木が生えてます。
そのうちの1本の根本に、時計草の鉢をゴールデンウィーク明けに置いてみたんです。
(札幌ですから、その時期ですが、本州や暖かい地方だったら、もっと早い時期になります)
光が好きな時計草を、日陰になる木の根元に置く暴挙。
実はこれには、狙いがありました。
・手抜き栽培法の、輝かしい成果
植物は、私たちと同じ生き物です。
与えられた環境で、頑張って生きようとします。
それを信じて、株もとに置いたんです。
すると時計草は、どう考えるでしょう。
頑張って、光のある方に進もうとするでしょう。
それは私達ニンゲンにも重ねることができる生きる姿勢ですね。
果たして、時計草は期待通りに育ってくれたんです。
これでは分かりづらいので、下手ながら、赤いマーカーを付けてみました。
それがこちら。
もう、優に2mの高さまで伸びて、お日様をしっかり受けてます。
ツボミもできて来てました。
これは楽ちんです、良いやり方を見つけました。
・ツルのお手伝い
2週間に1回。
時間にして2分。
私は時計草のお手伝いをしました。
時計草は時々、冒険して何もない中空にツルを伸ばしている時があります。
そんなツルを見つけたら、木の枝にヒョイとかけてやるだけ。
たったそれだけです。
時には、互いに絡み合ったツルをほどいて、枝にヒョイヒョイ。
絡み始めは、ほどきやすいので楽ですね。
発見が遅れると、ひとりでグルグル巻いて固くなって、もうこれはほどけない。
反抗期のお子さんを持つ親御さん、そういう事です♪
と、植物を育てながら子育てし終わった私は思うのであります。
(反抗期は、親としての力が試されるときでもありますよ、ファイトです!!)
あ、話が脱線したので、今日はここまで。
さてどんな花が咲くかな、それとも咲かないまま寒い季節が来るのかな。
どちらにしても楽しみです。
続報、お待ちくださいませ。
追伸
時計草にはクダモノトケイソウのほかに、いくつか種類があります。
寒さに強い品種もありますので、もしよかったら時計草育てにチャレンジしてみてください。
楽しいですよ♪