黄昏の仔ガラス

仔ガラス 喫茶~言の葉
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☆夕方の川辺で

佇むカラスの仔

子供達の授業の下見のため、川に行った昨日の夕方。
ちょうど授業の現場となる川岸の歩道に、仔ガラスが佇んでいました。
本当に、チョコンとお座りをする感じで。
仔ガラス
仔ガラスのいるところから、河原に降りて行かねばなりませんので、ちょっとごめんよとすぐわきを通っても逃げません。
仔ガラス
現場下見を五分で終え、歩道に戻るとまだ同じ場所に居ました。
巣から落ちたのでしょう。
まだ飛べないようです。
仔ガラス

青い目をしていました。
私が、手の届くくらいの真横に座っても逃げません。
そのまま時折、親ガラスを呼ぶ鳴き声を立てますが、一向に姿を現しません。
仔ガラス
このままでは、多分すぐにキタキツネの晩御飯となってしまうでしょう。
これは困った、猫を拾ったばかりだし、もう飼えない(カラスの飼育は鳥獣保護法により禁止です。飼育するには許可が必要です。)。

それに第一、カラスの親子の絆は強く、こうしてまだ飛べない仔ガラスを、親が放置することなど考えられません。

どうにも不思議でしたが、しばらく一緒に居てやる事にしました。
キタキツネが襲う事や、通行人に邪見にされる事なども無いとも限りませんから。

歩き出した仔ガラス

結局、20分間一緒に座っていました。
お互い川を見ながら50cmくらいの距離を保って。

その後、ゆっくりした足取りで川上の方へ歩道を歩き始めた仔ガラス。
ボディガードのように、1mほど後ろからついていく私。
仔ガラス

30mは歩いたと思います。

再会

突然、仔ガラスの様子が変わりましたので撮影。
仔ガラス
どうやら、親ガラスを見つけたようです。
仔ガラス
親ガラスが飛んで来ているのでしょう。
この変化は本当に凄いなと思いました。
全身から喜んでいましたので。
仔ガラス
そして近くの木に留まったようです。
親ガラスを見つめるこの視線。
仔ガラス

親の気持ち、仔の気持ち

仔ガラスの口の中は、成鳥と違って、桃色や赤色です。
この口の中の色を見て、親ガラスはエサを与えたくなるのだそうです。
仔ガラス

仔は全身で喜び甘え、、、。
仔ガラス
親は私に、人の仔に手を出すなみたいな感じで威嚇してきます。
割に合わないですね、せっかくこの仔を護ってあげたのに。
なんて理屈が親に伝わる訳もなく。
そっとこの場を離れました。

良かったね、仔ガラス。
それにしても君、喜び過ぎてペンギンみたいになってるぞ、と思いながら帰路へ。
とにかく、事故も怪我も無く、親元に無事戻れて一安心した昨日の夕方でありました、
仔ガラス

と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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