☆沢の子たち
撮影途中で、藪の中
エゾエンゴサクが見事な季節。
私は息を止めるようにして、花の撮影をしておりました。
比喩でも何でもなく、息を止めてシャッターを切らないと、画像がブレたりするからです。
三脚を使えば簡単なのですが、昔ながら、私が撮影を習った当時を思い出し、あえてこういう撮影をやっております。
この写真はスマホで撮影のモノ。
ところが。
藪の中から、ガサッと物音。
ドキリとします。
札幌では、熊が出ますので。
撮影の世界から気持ちが戻り、まぁ集中力も途切れ。
耳を澄ますと、時折小声での会話が聞こえます。
こんなところで山菜取りをするはずもなく。
気になって音のする方へ歩いていくと、笹藪の中に子供が三人。
かなり静かに沢を突っついているようです。
何か探し物かなと思い、声を掛けました。
困っているのなら手伝ってあげようと思ったからです。
ところが何と三人は、沢の水の流れが悪いので、流れをせき止めている落ち葉や枯れ枝や泥を取り除いているというのです。
沢と言っても幅20㎝、深さ2㎝程度の流れで、どこにも深みもありませんのでここなら安心。
子供たち、最初は、不審人物か、はたまた怒られるのかと思ったようでした。
表情が少し曇っておりました。
ところが私が、それは素晴らしい遊びだねと褒めると、急に表情がキラキラ輝くように。
こういう遊びは大事で、絶対に大人になって役立つからと私の体験を話してあげて、沢の落ち葉の取り方や、ダムを作って最後は一気に水を流すと気持ちが良いよと教えてあげたら、元気の良い返事が返って来て、私まで嬉しくなりました。
写真は、服装とか分かると良くないのでモノクロで。
どうです、凄い笹藪でしょう。
そんなに危険な場所は無いので、安心です。
最後は、沢の水を流れやすくするぞ~お~~!!と子供たちが鬨(とき)の声
子供時代のこういう遊びは、感性も豊かにするし、将来心の病も罹りづらくなるので大賛成。
昨日もまたこういう素敵な出会いがあった森散策でありました。
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊