☆ご縁を感じつつ
古本屋が好きなんです。
特に、旅先などで見かけて初めて入る古本屋さんが。
どういう傾向の本が多いのか、ご主人の古本収拾への趣味嗜好もあるでしょう。
もちろん、ただ古い本だけを無造作に集めている本屋さんもありますが、そういう店は私にとってあまり魅力を感じない店です。
一昨日。
大事な会議があるので遠出しまして。
予定以上にすんなり早く会議が終了。
それで折角なので周辺散策しました。
その際見つけた、一軒の古本屋さん。
この歳になると不思議なもので、古本屋さんの佇まいだけで、自分の求めているかもしれない本がそこに有るか無いかが分かったりします。
そして面白いもので、自分が求めている本が何か?と言うのは、その本に実際に出会うまでは自分でも分かっていないという不思議。
分かりづらい文章ですね、すみません。
それで一昨日、見つけた古本屋さんを見て、久々にその感覚が生まれました。
「あ、この本屋さんに有る!」と。
時間にして15分だったでしょうか。
私がピンときた本がこちら。
この本を見つけてやっと、ああ、私が読みたかった本はこの本だったんだ!と分かるという、、、変な話でしょ、でも正気ですよ。
キムラグモ。
九州にいる生きた化石のような蜘蛛について書かれた本でした。
☆著者は、菊屋奈良義さん
著者は、菊屋奈良義さん。
大分県在住で、自然保護にも造詣の深い方でした。
お元気でいらっしゃるのかなぁ。
40年ほど前でしたか、お話させていただいたことがあります。
とにかく優しい方で、そして蜘蛛の研究家でもいらっしゃる。
あのね、私は、蜘蛛をいじめてる人を見ると許せない気持ちになるんですよ。
そう言いながらにっこり笑う菊屋さんの笑顔の素敵だったこと。
蜘蛛という生き物がいかに巧妙で素晴らしいか。
いかに人の生活にも役立ってくれているのか。
そんな事をたくさん教えてくださいました。
それで私が今でも蜘蛛好きであるという事につながるわけです。
我が家の周りにいる蜘蛛たちは、しっかり私の大事な植木たちを守って育ててくれていますからね。
そういう視点も、植え付けて下さった菊屋さんでした。
良い本に出会うと、気持ちが豊かになります。
今日は時間のある時に、このキムラグモを一気に読もうと思います。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊🕷