☆本当にいないのかな?
・九州の森が元気だったこと
さて、つい先日まで九州を旅していた私ですが、やはり向こうの植生に惚れ惚れしてきたんです。
と申しますのも、森が元気。
森が行儀良くない。
もううっそうと茂ってるんですね。
これはもう見事!
やはり、気温の高さとか日射量の強さとかは関係してきます。
とにかく、森が元気でした。
※但し、乱開発も目につきましたね、悲しい事です。
・九州のツキノワグマ絶滅問題
さて私が暮らしていたころ。
すでに九州でのツキノワグマは絶滅したと言われていました。
最後の希望として、大分と宮崎の県境の祖母・傾山山系にいるのではないかとも言われていましたが、残念ながら確認には至っていません。
そりゃ北海道や東北のように、増えすぎて人里に出てくるようになっても困るのですが、絶滅まで行っちゃうと何かと不都合なのです。
それはよく言われる生態系のバランス崩壊につながるからです。
そして結局は、その崩壊が人間世界に及ぼす影響は計り知れないからです。
生態系のバランスがとれていると、動物にも植物にも人間にも微生物にも、調和が保たれる、だから生態系のバランスと保つことが大事なんですね。
さて、ツキノワグマ。
2012年には、環境省のほうで「九州のツキノワグマ絶滅宣言」が出されました。
それ以前でも、先ほども書きましたように、絶滅したと言われていたのですが、国が正式に絶滅を宣言したんですね。
それでもどこかに残っているんじゃないかという噂が絶えません。
というのもやはり、最初に申しました九州の森の元気さに、嫌もしかしたらどこか奥で暮らしてくれてるんじゃないかという期待があるからでしょうね。
・西日本新聞より
仮に絶滅した九州に、本州から熊が泳いで渡って住み着くことはないのでしょうか?
西日本新聞で、宮崎大学の岩本教授が話してらっしゃいました。
「それはないでしょう。仮に泳いできたとしても、オスとメス両方がたどり着かないとなりませんので、現実的には可能性はかなり低いでしょうね。」
ところが北海道では、利尻島まで泳いで渡る熊がニュースになったことがあります。
人里に出てくる熊が多い現在ですから、新天地を求めて本州から九州に渡る熊が居ても全く変じゃないです。
いったん渡ってしまえば、深い森がありますから、木の実などにも困らないでしょう。
将来、九州に熊が住み着くという事もあり得ると私は思います。
でもそうなっても、そんなに増えずに人間から距離を取って暮らしてほしいと思います。
今日はツキノワグマについての雑感を書きました。
さて、札幌はすっかり冬の寒さです。
そろそろ外の植物達の冬支度の準備を始める季節になりました。
皆さまも、どうぞ佳き日になりますように。
では今日はこの辺で。