阿蘇火山博物館にて①

阿蘇立体地図 旅のレポート
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☆阿蘇山のお土産に思う

阿蘇火山博物館

先月、熊本県の阿蘇山に行ってきたのですが。
その火口の手前に、草千里という古い噴火口の跡があります。
この写真は、その草千里から阿蘇の火口を臨んで。
噴煙が上がっているのが見えますよね。
阿蘇 草千里

火山博物館オリジナルグッズ①

この草千里の縁にあるのが、阿蘇火山博物館です。

この博物館がなかなかステキでして。
ただ単に、阿蘇火山を見物して帰るより、ここに立ち寄って色々と阿蘇の火山や自然を学んでから火山見学すると興味数倍増となりますので、お子様連れの折は是非こちらもとおススメ致します。
さて本題。
本日は、この博物館でしか買えないオリジナルグッズがあるのです。
公式サイトでも紹介されておりますが、そのグッズの中でも人気ベスト3がこちらです。
阿蘇火山博物館お土産ベスト3

阿蘇を訪れるのが今回初めてという家内が、もうすっかり阿蘇に魅了され購入したのがこちら。
阿蘇立体地図。
阿蘇山とカルデラ(外輪山)がクッキリ。
超巨大噴火の名残りです。
阿蘇立体地図
外輪山の内側、緑の部分はかつて超巨大噴火の後に陥没した名残り。
そこに現在、阿蘇市・高森町・南阿蘇村と人々の暮らしが営まれております。
これだけの火山がある場所ですから、古代では火の国とされていたようです。
阿蘇立体地図

おそらく、、、ですが。
この「火」は禍ももたらすものですから、豊穣を意味する「肥」の文字が当てられ。
有明海を挟んで長崎・佐賀方面を肥前。
熊本方面を肥後と呼称したのではないかと、私などは単純ですからそう思います。

余談ながらこの火の国に対し、楔(クサビ)でも打ち込んだように入っているのが筑後。
現在の福岡県南部ですね。
今でいう八女市や大牟田市がこれに含まれます。
この筑後によって、肥前と肥後が陸地で分断されている形です。
住吉大社

そして筑前。
こちらは現在の福岡市や北九州市。太宰府市なども含みます。
梅ヶ枝餅

つまり古代。
火の山を崇め勢力を誇った一族がこの地にあり、独特の火山性土壌で割合豊かな食糧生産が出来ていたのではないでしょうか?
阿蘇外輪山

ところがその一族は、大和朝廷とは別の勢力であったため、関門海峡から九州に上陸した大和朝廷側がまず陣地を築き(筑前)、進軍し肥国を分断制圧(筑後)した名残りの名ではないかと思えてくるのです。
大阪の住吉大社 → 下関の住吉神社 → 博多の住吉神社
ちなみに、大阪・下関・博多の住吉で、日本三大住吉と呼ばれております。
住吉大社 狛犬

ちなみに、日本神話で、ヤマトタケルが征伐した熊襲一族が居たのは、現在の熊本県球磨郡(くまぐん)ではないかと言う説もあります。

阿蘇をみていると、こうして色々と古代に思いを馳せたりさせられるようです。
阿蘇立体地図

いけないいけない、脱線しすぎました。
この立体地図にもう少し寄ってみましょう。
見えてくるのがこちらです。
阿蘇立体地図
向かって左の赤い文字が、阿蘇火山博物館の有る場所。
そして中央、青い線先端が、阿蘇火口です。
この立体地図、我が家の居間に飾ってありまして、家内はこれを毎朝眺めてはごきげんな様子。
このように見た人を魅了する、阿蘇は不思議な山であります。
阿蘇立体地図
と言う事で本日はここまで。
あと二つのグッズ紹介は明日にします。
では、最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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