☆水の与え方のコツ①
・植物の体の大部分は、水です!
植物を育てる時に、大事なポイントとなるのが、水の与え方です。
多くの方が、そこで間違ってたりします。
私が現場で多く出会ったお悩みは、水の与えすぎから植物が腐ってくることでした。
好きな方ほど、大事にいつも水をあげて、結局腐らせてしまうんですよね。
わかります、そのお気持ち。
そもそも、植物になぜ水が必要か、という話なんですが。
それは多くの植物の体が、おおよそ85~90%、水でできているからです。
(もちろん数値の差は、植物によって違いますが、おおよその話です。)
体を作っている大部分の水ですから、それは大事に大事に与えて行かないといけないんですよね。
・ではいつ、あげたらいいのか?
基本的な話なんで、これも植物によって違ったりしてくるんですけど、、、。
基本的には、朝にあげます。
理想的なのは、その日一日必要な分を、朝に全部あげちゃうのが良いです。
さらに理想的なのは、夕方には少し乾き始めてるぐらいが、最高!
朝、太陽が昇ってきて、植物は水を吸って活動を始めます。
そして吸った水の一部を、私たちが汗をかくのと同じように葉っぱから蒸発させて体温調節するんですね。
そのためにも、朝に水をあげるのが大切です。
でも例えば、曇りで涼しくて前日の水がまだ残っているようなときは、あげない方が良いんですよね。
とはいっても、今年(2023年)の記録的な猛暑の場合、そんなことは言ってられません。
朝たっぷり。
昼たっぷり。
夕方、乾き具合をみて少なめに。
そんな調整も、気候によっては必要となります。
・水をやり過ぎるとどうなるのか?
1~2日やり過ぎてもそんなの問題はないですが、ずっとたっぷり、それも朝昼晩とやり続けていると、基本的に植物は腐ります。
もちろん、水が大好きで、例えば池の中から花を咲かせるような蓮なんかの植物もありますから。
そう言う例外の植物もあるとご理解いただいたうえで、基本的な植物についての話。
大多数の植物では、土の中に根を伸ばし、土の中の栄養や水を根で吸い上げて生きています。
ところがこの土が絶えず水浸しになると、腐る。
これはなぜかというと、根っこって、息もしてるんです。
これをご存じない方もいらっしゃる。
つまり根っこの周りが水浸しだと、窒息して、腐ってくるんですね。
ということで時々、空気も必要なんです。
鉢植えの植物で言いますと、朝水をたっぷりあげて、夕方の表面が完全に乾いているのが理想ですね。
・「水を与える」の話、その余談
植物に水を与えること。
それを専門用語でいうと「潅水」
かんすい、と読みます。
「灌水」という字を当てることもあります。
園芸専門書を読んでいて、この文字をみてなにか特殊な水の事だと思った方が幾人かいらっしゃいましたので、書いておきますね。
後、私が今回撮影した写真。
二重虹が出てましたので、拡大しておきます。
鉢の植物にやるときは、量を計算するので集中してます。
でも庭の木にあげる時はどんどん吸うので、こうして虹を出して遊んでいます。
幾つになっても、虹はいいもんですねぇ。
ということで、ここまで読んで下すってありがとうございます。
では、本日これまで。