七草粥もどき、初薬師、初鬼子母神

七草粥モドキ 喫茶~言の葉
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☆七草粥もどきを作ってみました!

粥づくり

昨日は旧暦で七草の節句でした。
ですので、七草粥みたいなものを作ってみようと挑戦!

まずは朝、鍋に残りご飯タッパー半分、そして多めの水と。
そこに乾燥昆布と干し椎茸を適当に刻んで入れて。
煮干しも四匹投入。
七草粥モドキ
これを夕方まで放置。

午後4時に帰宅したので石油ストーブを点け、部屋暖房兼ガス台。
その上に鍋を置いて。
沸騰前に煮干しは取り出して、酢醤油で間食。
醤油小さじ2投入して、その後2時間半沸騰。
七草粥モドキ

我が家版七草?投入

そこに冷蔵庫の余り物を7種。
ニンジン
白菜
ネギ
春菊
紫玉ねぎ
ブロッコリー
ホウレンソウ
七草粥モドキ
野菜は、ストーブから下ろしたばかりの熱々の粥の余熱で充分です。

完成、七草粥もどき

我が家はかなり薄味の食卓なので、これで充分です。
もしもう少々塩味を足すなら、胡麻塩がおススメです。
というなんとも簡単な七草粥モドキのレシピとも言えないレシピでありました。
嫁さんもこれはいつでも食べたいと言っておりましたので、ストーブを使う季節だったらこうしてたまには夕食を作ってみようかなと思いました。

ともあれ粥は消化に良いですから、日頃頑張っている胃腸のお休みとしても良いです。

ちなみに、北海道ではこの時期、春の七草を手に入れるのは難しいですね。
外は雪。
お店の七草販売は、新暦に合わせてありますので。
七草粥モドキ

☆初薬師、初鬼子母神

初薬師

こちらも旧暦での話です。
今日は旧暦の1月8日。
初薬師の日です。

初薬師とは、その年初めて行われる薬師如来の縁日の事。

ところで、縁日ってよく使いますが、その意味となるとピンとこない方も多いですよね。
簡単に申しますと、その神様や仏様のお力が強まる日の事。
なので「○○の縁日」に、その○○へ参拝することで普段より強くそのご利益が現れる日という事なのです。

ですから人が多く集まる。
特に大きな所での縁日には、そのお客様をおもてなしするために多くの露店が並んだりするわけです。

そして旧暦では今日が、今年初めての薬師如来の縁日、初薬師となります。
薬師如来は仏教で、病気平癒や健康長寿を願う仏様。
健康祈願や無病息災を願うのも良いでしょうね。

お近くに薬師様をお祭りしているお寺がありましたら、今日の参拝おススメであります。
なにしろ初薬師の日に参拝すると、その一年を健康に過ごせるというのですから。

初鬼子母神

鬼なのに子育ての守り神

同じく今日は、旧暦で今年初めての鬼子母神の縁日。
初鬼子母神であります。

鬼子母神は「きしもじん」とも「きしぼじん」とも呼ばれます。
元々はインドの鬼女で、500人の子を産み育てていて、そのため大変体力を使うために近所の子供を食べていたんだそうです。
まさしく鬼の所業。
そこでお釈迦様がその鬼女の一番下の子を隠してしまわれた。

愛する我が子、しかも一番手のかかる一番年下の子が居なくなったので、鬼女は半狂乱で子を探し回ります。
そして行き着いたのがお釈迦様の所。

「お前は子が500人いるのに、たった一人居なくなっただけでもそのようになる。
ではお前に子を喰われた親の苦しみはどのようなものだろうか。」
そのお釈迦様の言葉に鬼女は改心。
仏法の守護神となって、今では安産や子育て、それに盗難防止に御利益がある仏様として信仰を集めています。

さてこの話。
面白いのは残虐非道で自分中心の鬼女が、仏教に帰依している点です。
鬼子母神

鬼から仏へ、そして子供の守り神へ

これは元々この鬼女が、インドの土着宗教やバラモン教の神、カーリー女神を指すのだそうですね。
このカーリー女神は、破壊と母性の神。
長くなるので省きますが、母性と破壊が一緒に居るところが深いと私は思います。

そのカーリー女神を信仰していた地域が、仏教に取り込まれたという歴史。
それが鬼子母神として日本に伝わったのです。

鬼子母神は仏教に帰依する際に、こうお釈迦様に相談したそうです。
人の子を喰わずして、私はどうやってこれから子育てをしたら良いのでしょう?

するとお釈迦様はこう申されたのだそうで。
「案ずることはない。これからはお前をお参りする信徒が、食べ物を供えるだろう。」と。

面白い話ですね。
なんでもザクロをお供えするのが一番良いそうですよ。
鬼子母神 ザクロ

最後に、これはあの有名な、恐れ入谷の鬼子母神ですが、ご覧ください。
鬼という字の頭に点がありません。
これは、鬼から角を取って仏教に帰依した姿を現しているのだそうです。
鬼子母神
今日は、初鬼子母神。
この一年の安産や子育てを願うご利益の一番強い日です。
、、、という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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