この虫に要注意:衣類の大敵

ヒメマルカツオブシムシ 命の不思議
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☆ヒメマルカツオブシムシ

私の家の中に、ヒメマルカツオブシムシが出ました。
大きさ2mmくらい。
本を読んでいた私の左手がモソモソしたので見たら、おりました。
ヒメマルカツオブシムシ
最初はなんだかわからずに、紙に落としてからの虫メガネ。
大きさと、体の模様と、体毛とで、ヒメマルカツオブシムシだと分かったのです。
世界中に居て、日本でもほとんどの地域に居る虫です。

これは迷わず駆除です!
それから夕方帰宅時にムシューダ(衣類の防虫剤)を多めに買ってタンスなどに追加設置しました。
ヒメマルカツオブシムシ

☆ヒメマルカツオブシムシの被害

この虫は、大人になると花の花粉などを食べているだけなので問題ないのですが、困るのは幼虫時代の食生活です。
とにかく、服を食べます。
気を付けたいのが、ウール、シルク、カシミア、アルパカなど。
シルクは絹ですから、つまり着物も含まれます。
私の師匠の形見の着物には真っ先に防虫剤増量しました。
ヒメマルカツオブシムシ

そして羽毛布団や毛皮や革製品の服も危ない。
さらに室内にペットを飼っている場合は、その食べ残し(破片)や絨毯や畳の隙間に落ちたフケも要注意です。
ここで力を蓄えて、隙あらば衣類へと来ますので。

ただ、人を噛んだり刺したりすることはありませんので、その点はご安心ください。
対策は、こまめな掃除と、衣類の防虫剤。
ちなみに、駆除のために必要な温度は、下がマイナス20℃。
この温度を24時間から40時間保つことで駆除できますが現実的ではありませんよね。
ヒメマルカツオブシムシ

そこで駆除の上側。
つまり高温処理では50℃以上とされています。
50℃以上の処理時間は、30分から1時間。
なかなか厄介です。

この温度帯を覚えておいて、衣類防虫剤などで衣類から遠ざけ、こまめに掃除。
これが大事だという事です。
ヒメマルカツオブシムシ

そうそう、この幼虫ですが室内に入ってきた場合は、やはり早期発見が大事です。
何と申しましても数ヶ月から1年は幼虫の姿で過ごしますから。

この顔に、ピンときたら即防除。
本日の標語であります。
皆さまもどうぞお気を付けください。
ヒメマルカツオブシムシ
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊🐜



Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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