< アメリカオニアザミからの続きです。
・アメリカオニアザミの、私的防除~初期編
引っ越してきた今の家周辺には、このアメリカオニアザミが我が物顔で威張って咲いてました。
なので調べて、、、。
私も、最初は書かれてるままに刈り取ってました。
ですが、残った茎からまた生えてくる。
それに刈り取ったのを放置しておくと、なんとそこからもタネが生まれ、風に飛ばされてる。
では片づけようと、持ったら、固いトゲがパスパスパスと刺さるんですね。
これがまた痛い、痛すぎる。
刈り取って、また出てくるなら、根っこから抜き取るしかない。
それで、バラの管理で使う大変丈夫な皮手袋をつけて、ようし抜くぞと頑張った。
グッとつかんで、、、
バラ用の大変丈夫な皮手袋を、ですよ。
アメリカオニアザミったら、何でもないように貫くんです。
こっちは思いっきり引き抜くつもりでつかんでいますから。
あれは惨劇でしたね。
ああ、思い出しただけで痛い。
・アメリカオニアザミの、私的防除~最終兵器編
こうなればもう、直接さわりたくない。
刈り取るとき、こちらに倒れてきたら、思いっきり刺さる。
では、、というわけで。
初期編から一気に最終兵器編に進化したわけです。
まず大事なことは、アメリカオニアザミを見つけたら、小さいうちにやっつける。
これが基本です。
大きくすればするほど、凶暴になります。
この写真のように、ツボミをつける頃には、もうとても凶暴です。
もっと小さいうちにやっつけます。
では、やっつける方法。
根っこまでやっつけるには、と、私が最初にやった方法は、除草剤。
根まで枯らすという、グリホサートという成分を含んだ除草剤です。
アメリカオニアザミの固い茎に尖った釘で穴をあけ、、、(ぐりぐりと少し大きめ、貫通はさせない)
※茎に穴をあけるためには、手に刺さりそうな位置の葉っぱを、前もって切り取っておきます。
その穴に、スポイトでゆっくりこぼさないように1滴だけ、除草剤を入れます。
これだけで、根っこまで確実にやっつけられます。
・私的防除~最終兵器の問題点
この、グリホサート除草剤。
土に入ったら約2週間で、土中の微生物で分解されるといいます。
ただし、、、。
このグリホサート、除草剤の成分ですが。
このグリホサート、土に入ってから分解されてAMPAというのものにかわります。
そのAMPAという物質がどうも分解されにくく、世界中の土に残っているという研究も出されています。
では、AMPAが土の中に溜まって行ったらどうなるのか?
これは今のところ、未知数らしいんですね、どうなるかまだはっきりわからない。
グリホサート系の除草剤が、よく効くというので人気なんですが、、、。
なので初回以降、私は使ってません、この除草剤。
というか、除草剤自体、使ってないです。
ちなみに、グリホサート系除草剤というのは種類です。
売られている商品名は、会社によっていろいろあります。
・私的防除~今の作戦と研究と課題
そういう感じで、最終兵器は確実に効きます。
しかし、まだよくわかってない部分があるんですね。
では、私は今、どうやってアメリカオニアザミと戦っているかというのを最後にお話します。
チビッコくて、まわりに他の植物がない所では、熱湯をかけてます。
もしくはスコップで根っこから抜き取る。
そうなんです、小さいうちの発見がカギ。
つまり周囲の観察ですね。
それもあんまり真剣にならずに、ぼ~っと観察。
目の回復にも効果的ですよ、ぼ~っと自然観察。
あと、巨大アメリガオニアザミに育ってしまった場合。
最終的に手に負えなくなったら、グリホサートを使うしかないんですが。
今度実験してみたいのは、釘で穴をあけるのはグリホサートのとこと同じ。
そこに身近な調味料を詰めてみようと思っています。
ただ自宅にまだ巨大なアメリカオニアザミが育ってません。
まぁ、巨大なのはやっつけちゃったし、チビッコいの見つけたらやっつけちゃってるし。
今後何か進展がありましたら、ご報告させていただきます。
という事で、本日ここまで。