九月も終わりの森の中

トリカブト 喫茶~言の葉
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☆秋の彩り

朝の散歩は体に良い

今日は9月の29日日曜日。
これを太陽太陰暦で申しますと、八月二十七日。

こんな時に我が家近くの森の中には何があるのか、歩いてみました。
当然札幌なので、日本全体から見れば、秋の訪れは早いわけです。
先日の朝は8℃でしたが、今朝はわりあい暖かで12.7℃。
朝の目覚めの散歩にはちょうど良い程合いです。

この前、良く散歩されてますねとメッセージを頂きましたが、そうそう。
皆さん、これはかなり簡単な健康法なんです。
しかも、ただ!!
栗の木と青空
やりかたはこうです。
朝、なるべく起き抜けに外をボケ~ッと5~10分、つらつらと歩くだけ。
たったこれだけで、心身がシャキンと整うのでます。

これには自律神経と脳内分泌物質が関わっていまして、、、まぁ詳細はとても長くなるので割愛!
それで私の場合は、どうせ歩くならと森の入り口から1~2分あたりまで行くようにしています。
森の入り口

☆森の中の植物(札幌9月29日)

ミズヒキ

日本各地で見られる野草です。
これはまだ閉じていますが、紅い花の中から白いメシベの白い柱がチョンと出て、紅白で実におめでたく、ご祝儀袋の水引紐のようだという事で、この名が付いたようです。
花は8~11月。
可愛い花です。
ミズヒキ

マムシグサ

春にヒョロリと伸びてきていたマムシグサも、秋の実りを迎えていました。
こちらが春先の様子。
マムシ草 幹部
マムシ草
シャ~~🐍という感じですね。
そしてこれが今。
マムシ草
マムシの頭が機嫌よく空を眺めておりました。
こちらのマムシは噛みませんが、球根には毒があるので食べようなどと思ってはいけません。
マムシ草

キタコブシ

コブシが、北海道から九州まで分布しているのに対して、このキタコブシは北海道から本州中部までのの日本海側に生えています。
北海道での別名は「まんさく」
キタコブシの実は写真のようにボコボコしています。
これは、メシベへの受粉がうまく行かず、実まで発達しなかったものが多いからであります。

このようなボコボコした形から、まるで握りこぶしのようだと、コブシの名が付きました。
赤い実は、食べてみると辛い。
ちなみに、コブシの花から作られる漢方薬は辛夷。
辛いという文字が入っているのは、こういう事からでしょうか?
薬効は鼻炎蓄膿症頭痛に眩暈。
コブシの実

トリカブト

春にヨモギと間違えられやすいトリカブトも、秋になるとスッカリ自己主張が強くなります。
ヨモギとトリカブトについては、以下の記事もよろしければご覧ください。
< 追記:ヨモギとトリカブトの見分け方

こちらがトリカブトの花です。
トリカブト
こちらは横から見ての撮影。
頭の飛び出た部分は、日本ではカブト、欧米ではヘルメットと呼ばれています。
トリカブト
ともあれ、私たち素人は見るだけにしておきましょう。
このトリカブトの全部が、毒を持っておりますから。
それもかなり強い毒を。

漢方ついでに申しますと、ここからも薬は作られます。
附子、烏頭、天雄などがそうです。
やはり、毒は薬にもなり、薬は毒にもなるという事です。
いやはや、奥が深いものであります。
トリカブト

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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