桃1個70円!

白桃 喫茶~言の葉
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☆賞味期限間近の値下げ

昨日、値下げされた桃が売られておりました。
税込み2個150円でしたので、大ざっぱに1個70円。
こういう場合は慌ててはいけません。
美味しい不味いの差が大きいかもしれません。

なので、ジックリ左右のふくらみが同じぐらいで、横に丸々としていて、白い斑点が多めにクッキリしているのを選ぶのです。そして香りがちゃんと立っているもの。
賞味期限間近ですから、今朝いただきました。
当然、熟しているので美味しい。
なので今日は特に気分が良いスタートを切ることができました。
白桃

☆桃の話訂正!

桃にもいろいろありまして

以前に、桃の話をしました。
今年の二月でしたね。
< 桃の話

ここで、大きな間違いがありましたので、その記事を訂正せずにここで訂正箇所を書いておきます。
二月には、桃をすべて白桃として書いておりましたが、これが間違いでした。
写真も白桃ばかり使っていましたものね。
すみません、間違いです。

日本に今でいう桃が入ってきたのは明治時代。
甘みが強い水蜜桃が入ってきたのです。
そこから水蜜桃の種をまいて育てている中に、とても優秀なものが出てきたんですね。
これが、白桃と名付けられました。
白桃

実生(みしょう)の面白さ

植物の種をまいて育てることを「実生」と言います。
実生で面白いのは、F1種子というものを除いて、親株と違うものが出てきたりするんですね。
当然、全部が良いものではありませんが、中にはとても素晴らしい性質を持ったものも現れるんですね。

先ほど申しました白桃も、それです。
面白いのは、それが発見されたのが桃太郎伝説の有る現・岡山市だったのです。
この白桃から今に見られる「桃」の色んな種類が生み出されて行きました。
白桃

すもももももももものうち

さて、明治時代に水蜜桃系の桃が日本に入ってきたと申しましたが、それ以前。
縄文時代の遺跡から桃の種が見つかったとか。
弥生時代に大量に日本に入ってきた桃の記録とか。
日本神話でイザナギの尊が黄泉醜女(ヨモツシコメ)に追いかけられて現世へと逃げ帰る時、この世とあの世の境目に生えていた桃の木(大神実命:オオカムヅミノミコト)とか。
これら明治以前の桃とはなんなのか。

これがですね、二月にちゃんと書いておりませんでした。
すみません。

明治以前の日本で桃と申しますのは、杏(あんず)や李(すもも)を指すのです。
今頃ですが、大変失礼いたしましたと訂正させていただき、1個70円の桃を食べて今日は中々佳い日になりそうです。
スモモ

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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