☆農家の三大厄日
今日は、立春から数えて209日目です。
それで、立春を1日目とすると210日。
そこで、二百十日(にひゃくとおか)と呼ばれています。
なぜ農家の厄日の一つと言われるかと申しますと、とても強い風が吹く日だとか、台風が来る日と言われています。
この時期は、稲の穂が出始めますから、この時期の強風などは稲作の大打撃となるので注意しなさい農家さんという暦の教えなのです。
ここからでも、暦(太陽太陰暦)は稲作中心に生まれたものだと分かりますよね。
☆野分(のわき)
この二百十日あたりに吹く強風を、昔は野分と言っていました。
野の草を分けるように吹く風という意味でしょう。
秋の俳句の季語になっていますね。
野分の夜 書読む心 定まらず
これは正岡子規の句。
野分というのは、こういう風に何かに集中できないほどの激しい風の事です。
ちなみに二十四節気で申しますと、今は処暑の次候で天地始粛。
二百十日はこの期間に含まれている特異日だという事です。
☆2024年 台風10号
台風が来やすい。
野分が吹きやすい。
そんな二百十日ですが、今は台風10号がゆっくり日本列島の形に沿って移動しています。
どうかどうか、被害が最小限で済みますようにと願うばかりです。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうか皆様、身の安全を第一にお過ごしください。