シロスジベッコウハナアブ

シロスジベッコウハナアブ ささやかな発見
この記事は約3分で読めます。

☆昆虫の世界もまた、、深すぎます

肝の据わった昆虫出現

便利な時代になりました。
まぁ別角度から語ると不便でもあるんですが、心の問題として。
そんな話は横に置いといて、、、。

昨日、子供たちが観察していた木の葉に一匹のハエっぽい虫がいる尾を発見。
強風にグラングラン揺れてる葉の上に、まるで熟練のカウボーイのようにしっかり止まってました。

しかし、ハエにしてはなんか派手っぽいし、しかもハエには熟練カウボーイのような根性は無かろうと思い、スマートフォンで撮影。
葉っぱが何度も風とハエっぽいのの重みで幾度も裏返しになる中、ようよう撮れていたのがこの一枚でした。
シロスジベッコウハナアブ

共進化

植物のあれこれを教えていると、どうしても昆虫の事が関わってきます。
これは、片方(A)が進化するのに合わせて、もう片方(B)も進化していくからです。
これは逆に(B)の進化に合わせて(A)も進化しているとも言えますので、共進化と言います。

こう言う事は、植物と動物。植物と微生物にもありますから、、、。
これはこれは人の割合短い一生では全部覚えたり研究したりするのは土台無理があります。
ましてや、物覚えの悪い私にとっては、尚更です。

なので、子供達に質問されて、そういう時に「ちょっと待っててね、今度調べてくるからね」という程度が私の身の丈に合っているのです。
子供達から質問が無かったら、あらあら派手なカウボーイのようなハエだこと、で終わっていました。
シロスジベッコウハナアブ

調査開始

昨夜この写真をパソコンで拡大してみると。
やはり派手。
普段使いもしない昆虫の本を引っ張り出してきて、まぁここが昭和チックですがこれが好き。
それでどうやらこの生き物が、シロスジベッコウハナアブでは無いかという結論に達しました。

そんなに詳しく書いては無いのですが、アブだというのにビックリ!
ハエでは無かった、、、。

ベッコウと名が付くのは、あの亀の甲羅の加工品のように飴色な背中をしているからでしょうか?
しかも特徴的な、体を横断する太く白い筋。
シロスジベッコウハナアブ

静かなる暗殺者

このシロスジベッコウハナアブ。
なんと土の中に巣を作るクロスズメバチ(どちらかというと温厚な性格)の巣に産卵し、夏の間はスズメバチの成虫の死骸などを食べて育つそうです。
そして寒い時期になり、スズメバチの活動が鈍くなってきたら、巣に侵攻して幼虫を襲って食べるのだとか。
なんとも凄い!

ところが羽化して飛ぶようになったら、まるで改心して花粉や花の蜜を食べる菜食主義者になるというのです。
シロスジベッコウハナアブ

さらにこの仲間に、ニトベベッコウハナアブというのが居るんですって。
こちらはあの凶暴な黄色スズメバチの巣にも寄生して、その幼虫を同じパターンで食べて育つという事です。

で、結局何だよ、という話

そこまで調べたので、よしもう寝ようと思った昨夜。
最後にこういう記述を見つけました。

シロスジベッコウハナアブ。
これはアブではなく、ハエの仲間である。

え?
ええ~~っ!!

なんだ結局ハエですか。
なんでアブって名付けるんですか。
ではハエとアブの違いって何ですか?
もうこう言う事を考え始めると睡眠時がとれませんので。
シロスジベッコウハナアブ

という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
ささやかな発見
シェアする
KAZUHIKOをフォローする
タイトルとURLをコピーしました