☆川の昆虫 part4
加除式
「カ」と名のつく昆虫でも、アミカとかユスリカは血を吸いません。
一方、名前に「カ」と付かなくても、強烈に血を吸ってくる昆虫がいます。
そしてただ吸うだけではなくて、腫れるし、場合によっては病院のお世話にならなきゃというレベルまでひどくなることもあります。
ここでは知っておきたいこういう虫たちということでまとめてみました。
おお、痒い!!
ブユ
体長5mmほどのハエの仲間で、メスは動物や人の血を吸います。
その吸い方が個人的には許せない。
皮膚をかみ切って、その上毒素まで注ぎ込んでから吸うんです。
そのあと腫れて、猛烈に痛痒くなります。(個人差あり)
幼虫は、清流に住むので指標生物にもなります。
(その存在が、清流であることを証明するということ)
水中に産み付けられた卵は、10日で孵化して、約1ヶ月後に蛹となり、1週間で羽化し成虫になります。
幼虫の体長は5mm程度。
ヌカカ
体長1.5mmほど。
成虫のメスは、吸血します。
ブユと同じく、血を吸われたらその後数時間で痒みが出てきます。
幼虫は、川の中や湿った土の中にいる場合もあります。
肉食です。
アミカ
成虫は、手足の長い蚊みたいな外見。
吸血はしません。
幼虫は、渓流の岩などにくっついて過ごします。
体は浮き輪をいくつもつけたようにふくらみがあるので、分かりやすいです。
エサは藻類。
体長5mm。
ユスリカ
成虫は、蚊にそっくりですが、吸血はしないです。
人に対しては基本的に無害。
良く見ると、頭のモフモフとした触覚が特徴的ですね。
幼虫は、少々汚れた川にでも発生しますが、基本的には清流が好きみたいです。
外見はストンと細長く、体長は5mm程度。
川の汚れを食べて巣立つという、環境浄化に役立つという面がある一方で、死骸が人のアレルギーを引き起こす場合もあるので気を付けたいですね。
という事で、この回はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
次はいよいよこの川シリーズの最終回です。
では、どうぞ佳き一日を💐
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