☆温暖化を過ぎて、沸騰化の時代へ
おはようございます。
一昨日は札幌、気温が36.6℃で、観測史上最高気温を記録。
沖縄よりも高温でした。
昨日は35℃
そして今日も34℃になる予報が出ています。
昨日は33℃のよほうで実際は35℃でしたからね、、、、。
これでもし今日、35℃になったなら、、、。
札幌で連続3日間真夏日というのは、こちらも観測史上初となります。
さてどうなりますやら。
ところでこの異常高温。
私たちは、なんとかクーラーがあればしのげますが、これも電気があってこそ。
(もはや扇風機では、いくら北海道であっても命の危機を軽く感じます。)
真冬の停電も致命的だけれど、真夏の停電も怖いですね。
日頃から、何らかの理由で電気が止まった場合にそなえ、最低1日は耐えられるよう準備が必要かと思います。
そうそう。
札幌でさえこれです。
盆地の富良野では昨日、40℃を越えたとか。
ラベンダーでも有名ですが、日頃の管理がいかに大変か。
ましてこの高温。
あるはずの風景が、急になくなるという事もおこりえます。
私の願いの一つは、植物を通してみなさんが、お天気にもっと興味をもって頂く事です。
お天気は、けっきょく、食事や健康や仕事や家庭や子育てやしあわせ、全てに関わって来ますので。
長い事、園芸の世界に生きてきて、つくづく感じられたことなんです。
☆おどろきの気温データ
こちらは、2000年間の世界平均気温の変化。
IPCC(気候変動に関する政府間の委員会みたいなもの)が出しているデータです。
※出典はIPCC第6次評価報告書、1850年以降は観測値を使用(グラフは、NHKnewswebより引用)
1850年あたりからグンと上昇してます。
今から170年前ですけれど。
そこから気温が高くなり始めた原因が、産業革命なんですね。
平均気温、1℃だけ上がってる。
たった1℃だけですけれど、これが引き起こすであろう現象が凄いんです。
1,高潮や沿岸部の洪水
2,都市圏の川の氾濫
3,極端な気象現象と、各設備への予想できないダメージ
4,熱波による死亡や病気の発生
5,気温上昇や干ばつが起こり、食糧不足や食糧安全保障の問題が発生
6,水資源の不足と農業生産物の減少
7,陸上や淡水の生態系と多様性への影響から起こる様々なサービスの損失
8,海の生態系と多様性への影響から起こる様々なサービスの損失
※出典は、IPCC第5次評価報告書
では、最後に、日本についてみてみましょう。
☆日本の平均気温の変化
こちらが、日本の平均気温の変化を記したグラフです。
※出典は気象庁
向かって左の赤い線の始まりが、1900年。
右上の赤い線の終わりが、2020年です。
この120年で、1.5℃の上昇ですね。
自然界で、平均気温が1~1.5℃上がるという事は、劇的な変化をもたらします。
私たちに例えると分かりやすいかも。
体温が37℃と38℃では、大違いでしょう。
そうなんです、怖い。
このグラフを見ると、来年再来年と、更に大変なことになって来そうです。
ですので、まずできることは、どんどん見直していきましょう。
何度も言いますが、もし電気が切れたらどうするのかの対策でしょうね。
それと。
お一人お一人が大自然にもっと親しんで、関心を持ってほしいなと思うんです。
そのために私ができることがあります。
それが、皆さんが皆さんの部屋で、小さな鉢植えを一つ愛情を持って育てることのお手伝いです。
草や木に親しみましょう。
そこから変わる、明日の天気もあると、私は信じてます。