☆燻煙材:燻煙に使う木片
燻煙に使う木材片。
これを燻煙材とか、スモークチップと言います。
以前にも、スモークチップの種類について書きました。
その時に写真までは載せてませんでしたね。
ですので今日は、昨日見てきたチップの写真を掲載しておきます。
ブレンド
色んな広葉樹の木片のミックスです。
木には、針葉樹と広葉樹がありますよね。
その中で、わざわざ広葉樹だけ集められているのには理由があります。
それは、針葉樹の木片は、燻煙材には向かないからです。
針葉樹は、冬でも葉が凍らないようにするため、一種の不凍液を多めに持っているんですね。
これが、樹脂です。
針葉樹の乾燥木片を加熱すると、広葉樹の物より煤(スス)が出やすいんですね。
それでは燻製自体がススけてダメになるんです。
なので、燻製に適した色んな広葉樹の木片を混ぜて作った広葉樹ブレンド。
この燻製材は無難に色々と使えます。
サクラ
肉や魚に合っているのが、サクラ材です。
特にサクラ材は、香りが強いのが特徴。
サクラの木でも、山桜が使われています。
肉や魚以外でも簡単に香りづけできますので、私が燻製を始めた最初の頃は、こればかりに頼ってました。
とても使いやすい燻製材です。
ヒッコリー
このヒッコリーは以前にもご紹介しました。
バーベキューの定番と言われている燻製材です。
こちらも、色んな燻製に使えます。
また煙も良く出ますので、使いやすい燻製材です。
迷ったら、ヒッコリーかサクラと言うところでしょうか。
それで実は、私はまだ一度もヒッコリーは使ったことがありません。
今年あたり試してみるかなぁとも考えているところです。
クルミ
ヒッコリーは、オニグルミ。
原産地は北米ですが、こちらの商品は国産のオニグルミ使用だそうです。
そしてクルミはクルミとして、そのまんま売られています。
この燻製材は、自己主張が強くないんです。
なので私は、チーズや竹輪、それに白身魚あたりに使ってます。
こちらもヒッコリーと同様、煙が良く出てくれますので、割合使いやすいですね。
ナラ
魚には、こちら、ナラが合います。
タンニン(お茶などに含まれる渋み成分)が多いので、食材への色づきが早いです。
食材が魚以外でも、私は燻製の仕上げに、ちょいとこのナラを加えるようにしています。
この、最後の仕上げの微量ナラ術、気に入っております。
リンゴ
こちらも万能タイプの燻製材。
わずかにリンゴの香りが残る柔らかい煙です。
そしてリンゴと言うのは、良い果実が成るように伸びた横枝を切り落とす「剪定」と言う作業が冬の終わりに行われるんですが、こういった剪定枝を使っているので、小枝の部分の木片が使われています。
これも特徴の一つです。
ウイスキーオーク
最後に、ウィスキーオークです。
ホワイトオークとも呼ばれていますね。
ウイスキーやワインづくりに使われた古い酒樽を使った燻製材。
これもですね、私は使ったことが無いんですが、ちょいと使ってみたいですね。
洋酒の甘い香りって、どんなのだろう?
興味津々な燻煙材です、今期はまだ使いませんけど。
この写真には、鶏や白身魚にと書いてありますが、こちらはナッツ類に使うのがおススメです!
つまり私は、ここで白状しますが、夏にバタピー大袋を買って、その全部をウィスキーオークで燻す計画を立てているのです。
う~~楽しみ~~♪
☆その他の燻煙材に関して
以前に、スモークチップの種類と特徴を書きました。
今日書いた燻煙材に無いメープル・アルダー・メスキートについて、簡単ですがこちらで触れておりますので、ご興味ございます方はご覧くださいませ。
燻製は、どういう燻製材を使おうかと思案する楽しみもあります。
また、使った燻製材が、どういう燻製に仕上げてくれるかと言う楽しみもあります。
そしてその他、下味付け・下味付け時間・熱量・燻製時間などでも大きく違ってきます。
しかも、家計の助けになって、豊かな時間が過ごせる。
本当にお薦めです。
やってみると簡単なので、みなさまも是非。
という事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐