☆キノコは植物ではないのですが、、、
・1200mの深海で
青森県八戸市沖。
その水深1200メートルといいますから、深海ですね。
この辺になると、物凄い水圧で海底はカチカチに固められてるといいます。
光も当然届いてません。
暗黒の超高水圧な世界。
その海底から2500メートル掘り進んで、その部分の土や岩石のサンプルを持ち帰ってきたのが地球深部探査船「ちきゅう」
2012年の探査での話だそうです。
そのサンプルから69種類の菌類を復活させたというんですね。
凄い話です。
その研究を成功させたのは、海洋研究開発機構。
さらに、です。
その69種類の菌類の中から1種類だけ、高さ1センチのキノコを作ったというんですね。
・生きていたキノコ
本当に驚きです。
深海海底のさらに地中深くの場所から取った土のサンプルに、生き物がいるんですから。
キノコがいるということは、そこはもともと地上だったんです。
日本列島が移動していますから、その動きから逆算すると分かるそうです。
水没時期はおおよそ二千万年前。
水没と言っても、急にジャブンと沈んだわけではないでしょうから、少しずつ環境に合わせて慣れて行ったんでしょうね。
そのキノコは、スエヒロタケの仲間という事です。
・驚き!スエヒロタケの生命力
スエヒロタケは、今でも世界中におりますから、不思議なこともあるものですね。
だいたい、海底1200メートルの所から2500メートル掘り進んだ地点は、水も空気もない場所です。温度は50~55℃なんですって。
そういう過酷な場所では、イメージしやすい表現で書くと、守りを固めて眠りに入るんだそうです。
それが今回目覚めたと、こういう訳なんです。
なんとも凄い話ですが、キノコは植物ではありません。
ではなぜここで取り上げたのかということですが、実はキノコと植物は、切っても切れない深い絆で結ばれているという、、、まぁここから先は、機会を改めていずれ書きますね。