☆如雨露、各部の呼び名と役割
今日は如雨露の話。
「じょうろ」と読みます。
え~と、イラストないかな??
探してみますね、少々お待ちを。
あ、ありました。
無料イラストの如雨露。
植物などに、水や栄養を上げるための道具です。
これもピンキリありまして。
お安いのは100円前後であったりします。
高いのは、、、私が知ってるので25000円。
今はもっと高くなってるかもしれませんね。
さてさて如雨露については、これから折を見て書いていきますが、今日は基本の話。
如雨露は、いくつかの部品が集まってできているんですよね。
この、それぞれの名前が分かってないと、たま~に困るときがあります。
なので今回は、各部分の名前について。
では参ります。
・本体
まず初めは本体、こちらは水をためる部分ですね。
タンクとも言います。
ここの大きさで、使いやすさが変わります。
たくさんの植物へ、一度に水を与える時は、大きめがよいですが、、、。
大きくなればなるほど、重くなりますね。
イラストの、赤い線で囲んだ部分のことです。
・蓮口
次にこれは蓮口、「はすくち」と読みます。
これは如雨露の先端部分のことです。
水が出る部分です。
イラストでは、この赤丸で囲んだ部分。
実は如雨露にとって、ここは一番と言っていいほど大切な部分。
ここの穴が大きいと、強くドッと水が出ます。
穴が小さなものは、そのぶん少し長い時間水が出て、優しい感じ。
さらに高価なものもあります。
私も何回か使わせていただいたことがあるんですが、驚きましたねぇあの時は。
水のキメが細かく、やわらかい小雨のよう。
「これは植物が喜びますね」と感想を述べたところ、持ち主の職人さんは嬉しそうにこう仰ってました。
「良い蓮口は、語りかけてくるんだよ。」
まだ若かった私は何のことやらサッパリでしたが、この頃少し、あの時の職人さんの言いたかったことが分かりかけてきた気がするんです。
あ、そうそう。
蓮口。
この名前、蓮の実がその形に似ていることから付けられました。
先日、上野の不忍池で撮った写真に写り込んでおりましたので、貼っておきますね。
この赤丸の部分が蓮の実。
アップしてみます。
これが、蓮口の語源です。
・筒部
三つ目は筒部。
これ本体と蓮口をつなぐ長い筒状の部分の事です。
ここを持って水やりをする方がいらっしゃいますが、それはよくないです。
壊れやすいんです。
なので、持つときは本体の取っ手と、もう片手は本体の底を支えるようにすると良いと思います。
そうしないと、筒部に負担をかけると折れることがあるのです。
・接続部
最後は、接続部
これは、本体と筒部をつないでいるところです。
如雨露によってはつなぎが無く、本体と筒部が一体になっている物もあります。
ここが外れるようになっている如雨露は、このつなぎの部分をネジ蓋(ふた)で締めてあります。
ネジ蓋を外すと、中の掃除ができて、お手入れ次第で長く使えます。
先ほど筒部で壊れると申し上げたのは、この接続部から折れてしまう事を指しています。
このようにとても単純な道具ですが、使いこなせたら楽しくなるのが如雨露です。
文字通り雨や梅雨のごとく、植物に水を与えられるようになったらもうあなたは、緑の魔法使いです。
一緒に目指しましょう、緑の魔法使い。