☆札幌は大雪となりました
三寒四温
寒い日が3日続くと、その次には割合暖かな日が4日続く。
この合計7日間周期を繰り返すのが、冬。
この意味が本来の、「三寒四温」です。
元々は大陸側の表現だったらしいですね。
それが日本に渡って来ました。
そして、春に向けての気候変化の言葉として使われるようになって行ったらしいんです。
そうなった理由は、大陸と日本の気候が違うから。
日本の冬では地形もあって、冬に三寒四温は起こりづらいんです。
起こらないわけではなく、起こりづらいという訳です。
では日本においては、いつが起こりやすいのかというと、それが春先に頻繁に見られる現象となる訳なんですね。
地形の影響とも書きましたが、海流や高層圏に吹いてる季節風の影響もあります。
そんなわけで、三寒四温と言うと日本では春先の気象変化の事を指すことが多いんです。
記録的高温~その後
さて、今月19日に、記録的高温と言う記事を書きました。
これは、札幌で2月なのに、5月並みの高気温となるという事について書きました。
それからその記事を受けて、地下水の大切さ:意外と知られていないことと言うのも書きました。
今日はそれらの記事に対しての、小さな補足です。
札幌は22日の午後から寒気と一緒に北から雪雲が入り、大雪となったんです。
今シーズン最高量の雪
いわゆる「吹き溜まり」という事もあるのでしょう。
22日昼には除雪を終わらせて、すっかり路面も現れていた状態でした。
しかし、その五時間の夕方。
外に出たらヒザまで埋まるほどに雪が積もっていました。
気温もマイナス7℃。
北からの風も強かったです。
その後も降り続き、23日天皇誕生日の朝には、降り始めから一気に45cmの積雪もっていたんです。
この記録は、今シーズン初。
そうそう。
吹き溜まりと言うのは、風に乗って、軽い物が飛ばされて、風の影響が少ない部分に吹き寄せられて溜まる場所を指します。
我が家の玄関は、北風の場合、吹き溜まりになります。
23日朝には、私の胸の高さまで積もってました。
その高さ、1m20cm。
いやはやなんとも、でありました。
☆追伸~雪解けと水の話
地下水にならない短期の高温
前に地下水の話をしましたが。
その時、春先の例年より早い時期の雪解けは、地下水の貯蔵量に良くない影響を与える、だなんて書きましたよね。
今回の高温後の大雪件、ここ、とてもイメージしやすいんです。
19日前後の記録的高温で、雪がいつもより2週間から1ヶ月早く解けます。
そうすると水になる。
その雪解け水は、例年の比率で流れたり地下に浸み込んだり蒸発したりしないんです。
まず、短期間に暖かいだけでは、まだ地面の数センチ深いところはまだ凍ったままです。
つまり、それでは水が、ほぼ流れ去ってしまう訳です。
その後気温が下がれば蒸発も起こりづらい。
さらに、水にぬれた地面の表面は再びしっかり凍ります。
雪の性質
そこに22日午後からの急な積雪です。
しかも一気に45cm。
(我が家の場合は1m20cm)
この雪という物は、冷たいようでいて、ある意味冷たくないんですね。
実際に、マイナス5℃あたりで寒さに耐えられず枯れてしまう木もあります。
しかしそんな木であっても、雪の下になれば平気なんです。
これは、雪が羽毛布団のようだから。
つまり、ふわふわ空気をたくさん含んでいて、雪の下はほぼ0℃に保たれるからです。
なので気温が、マイナス20℃に下がったとしても、雪の下は0℃で一定なんです。
そんな雪がドサッと45cmも積もったのですから、その下の地面はガチガチです。
いまはこんな状態です。
なので、今年の札幌の地下水は、これから来月下旬にかけての穏やかな気温の上がり方にかかってくるのです。
さてどうなりますやら。
そして同時に、皆様がお住まいの地域、そしてそこの水源となる山間部の雪の状態はいかがでしょうか?
その点に少し耳を傾けていると、この夏の水不足が起こりそうなとき、早めに自衛手段が取れるので良いかもしれません。
というわけで本日ここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
では、今日が佳い日となりますよう💐