水挿し~水で植物を増やす簡単な方法

アイの水挿し お手軽栽培術
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☆水挿し、とは?

・アイを使って

昨日、藍染めについて書きました。
そこで撮影した我が家の鉢植えのアイ(タデアイ)。
この一枝が、どうにも横に伸びています。
ですので、この際、水挿しにしてみることにしました。

水挿しと言うのは何か、それを説明しますね。
簡単にいいますと、これは植物の枝や茎を切って、それを水につけて根を出させる事をいいます。
既に、私の机には、秋の始めからノブドウの水挿しをやってます。
が、こちらは順調に根を出しています。
ノブドウの不定根

水挿しができる植物とできない植物がありますので、いろいろ試すのも面白いですよ。

ちなみに、こういう道具もありますが、こちらは「水差し」。
読みは同じでも、字が違います。
水差し

☆植物の準備~アイの場合

・給水と蒸散

水挿しする植物ですが、切ってそのまま、水に漬けるというのはおススメしません。
と申しますのも、葉をたくさん付けたままでは、バランスが悪いからです。
このバランスと言うのは、給水(植物が水を吸う量)と蒸散(植物が葉から水分を蒸発させる量)を指します。

葉をたくさん付けたままですと、蒸発量が勝って、枯れてしまうんですね。
ですので、こうして植物を切り離した後は、、、
アイの水挿し

蒸散量を抑えるために、葉を少し残して切り取ってあげるのです。
アイの水挿し
これを、、、こんな感じで。
葉は、植えの方に一部残すだけです。
アイの水挿し

☆容器の準備~ペットボトルを使う場合

・キャップを取ってそのまま使用の場合

こうして、準備した植物(挿し穂)は、水を張った容器に下半分を漬けます。
これで、水挿し完了!
簡単ですよね。

ところで、この水挿しに使う容器。
何でもいいんですが、細長い植物の場合、浅い容器だとポロンと倒れ出てしまう事も多いです。
それを防ぐのに便利なのが、ペットボトルです。

これなら(ラベルをはがしておけば)、根が出てきた場合に発見しやすいです。

そして今回は、このアイの差し穂が、帯に短し襷に長し状態。
切り口を浮かして、根が出てくる様子を見たいこともあって、工夫しました。

・キャップを使う場合

どうにも今回のアイの長さが半端なので、キャップも使う事にしました。
まず、キリでキャップ中央に穴をあけます。
アイの水挿し
そしてその穴を、プラスドライバーとか太さのあるもので広げていきます。
ちょうどよい大きさになったら、それをペットボトルにはめて、挿し穂を入れて完成!
アイの水挿し

残した葉は、このように半分に切り詰めておいてください。
アイの水挿し
植物が安定して、このキャップに穴の方法、けっこう良いと思いました。

☆水挿し観察開始

さて今日から観察開始です。
このように、切り口が水中に浮いてて、観察しやすいですね。
アイの水挿し
変化が起こったらまたここで、ご報告します。
自宅の部屋で、こうして命の変化がみられるのは楽しいし、癒しにもなりますよ。
ペットボトル水挿し、楽しいです。

では今日も最後までお読み下すってありがとうございました。
皆様にとりましても、佳い日でありますように💐

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
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