☆植物にだって、著作権があります!
・東京おひさまベリーを勝手に増殖、販売
昨日、「種苗法違反で書類送検」というニュースが流れました。
何でも、千葉県大網白里市在住の無職女性55歳が、種苗法で保護されたイチゴ「東京おひさまベリー」を勝手に増やして販売していたというんです。
それで得た売り上げで、プチ贅沢ランチを楽しんでいたというんですね。
それがバレて書類送検に至った。
この方は、そもそも「東京おじさまベリー」を勝手に増やして販売したら違法だという事を知ってて、やったというんですから。
気軽な気持ちだったのかもしれませんが、犯罪は犯罪なんですね。
だから書類送検に至った。
種苗法によって守られた植物を増やして販売だなんて、これは絶対にダメなんです。
・植物の法律
種苗法と言うのをご存じでない方もいらっしゃいますので、簡単に説明します。
音楽や芸術と同じ考えなんです。
新しく品種改良されて創り出された植物。
これには、開発費や創り出した人の権利が生まれますね。
そして、せっかく苦労して創り出した植物ですからね。
やはりそこから利益をなるべくたくさん受けたいでしょう。
だいたい植物というのは、やり方さえ知っていれば誰でも勝手に増やすことができる生き物です。
だから、法律で作り手の権利を守ってあげないといけないんです。
この、作り手の権利や利益を守るというのが、植物の関する著作権。
つまり、種苗法なんですね。
なので、今回のようにそれに違反すると、逮捕も、高額な罰金もあるんですね。
☆増やしちゃダメな植物と、増やしても良い植物
・増やしちゃダメな植物
先ほども書きましたが、まず植物は、やり方さえ知っていれば簡単に増やせるものが多いです。
だから注意が必要なんですが、法に触れるものは絶対にさわっちゃダメなんです。
例えば、大麻ですね、これはもう絶対にダメ。
それとか、毒性が強すぎるものや、強烈に繁殖力の強い外来種。これらも基本的にやらない方が良いです。
そして、先ほどから申し上げている、種苗法で保護されている物。
ただこちらは、勝手に増やして販売してはダメという事です。
ですから、作って個人で楽しむだけなら問題ありません。
では、種苗法によって保護されている植物は、どうやって知ればいいのか、不安に思われるかもしれませんね。
その見分け方は、購入時です。
たいてい種苗法で保護されている植物には、プラスチックのラベルが付けられています。
その植物の名前と写真、イラストもあるかも
そこに小さな文字で「PVP」という文字マークが付けられています。
これがあるのが、種苗法で保護されている植物なんです。
なのでどうかお買い上げの時、ラベルが付けられていたらよくお読みくださいね。
・増やしても良い植物
これは、販売されている植物でも種苗法で保護されていないものも該当します。
ただ、そういった中にも、繁殖力の強い外来種については、私はおススメしません。
なぜなら、環境破壊につながる恐れがあるからです。
まぁ中には、そう繁殖力の強くない物もありますので、常識の範囲内で増やして楽しむのはアリかと思います。
では堂々と、これは是非思いっきり増やしてくださいと私が言えるのは、こちら。
日本に古くから自生している植物です!
もともと日本の土地に生きている植物は、環境にやさしいし、ヒトにも穏やか。
急激な繁殖力も無いですし。
それと例えば外来種であっても、かなり古い時代に日本に導入されて、もうすっかりなじんでいる物も良いですね。
さてでは、その思いっきり増やしても良い植物とは何か?
これを書こうと思ったのですが、ちょうど時間となりました。
この続きはまた今度。
そんな浪曲のテクニック用いながら、本日ここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
今日があなたにとって佳き日でありますように💐