☆散歩中に出会ったキノコ・タマゴタケ
・森の中の道で
こんにちは。
札幌はもう朝晩すっかり寒くなりました。
今朝4時半に起きて、5時から1時間、散歩をしたんですが、その時の気温が7.6℃。
手袋をせずに家を出たので、大失敗でした。
寒かった~~💦
そんな散歩中、森の中を通っている時、タマゴタケに出会ったんです。
という訳で、つまり今日は、森の中の小さな驚き「タマゴタケ」についてお話します。
さてこのキノコ、名前の通り卵のような姿から始まって、真っ赤な美しい傘を開くんですよ。
こちらがその写真。
・タマゴタケ
生え際に、まるで卵の殻みたいな白いものがあります。
最初にこれが、まるでニワトリの卵みたいに地面から出てくるんですね。
そのあと、その卵みたいな先端が少し割れて、キノコが出てくるんです。
私が出会ったのは、もうすっかりキノコが出てきていて、名残りの卵の殻がなんとなくあるのみ。
この写真、もっと横から撮影すればよかったなぁって、今後悔してます。
そうそう。
前にもお話させていただきましたが、キノコって地面から出ている「子実体」のこと。
本体は、地面の中に張り巡らされている「菌糸体」です。
つまり、この近くを探せばどこかからタマゴタケが出てきている可能性が高い!
だから探しましたね、そうしたら1分もかからず見つけました。
その場所から8mぐらい離れた地面、そこから、ニョッキリ🍄
ただ、こちらは完全に、卵の殻は見えませんでした。
ちなみに先ほどから「卵の殻」だなんて書いてますが、正確には、外皮膜というんだそうです。
・森との共生
さて、独特の見た目で存在感たっぷりのタマゴタケ。
一見すると、毒キノコのようにも思えますが、食べられます。
美味しいらしいですね、私は食べませんけど。
だって、せっかく生えてきたこのかわいらしいキノコですから、見てるだけで心満腹、となってしまいました。
ところで、このタマゴタケ、森の樹木たちと深い関係があるんですよ。
想像してみてください。
森の地面の中。
木々の根の間を静かに這う細かい網のようなもの。
それが、タマゴタケの菌糸です。
この菌糸は、樹木の細根と絡み合い、外生菌根を作り出します。
木々の根っこに入り込み、そこから伸びて枝分かれして、他の根木の根にまた侵入して。
まるで森の木々を地中で結ぶインターネットです。
最新の研究では、この途中の菌糸のインターネットを通じて、樹木同士が情報交換を行ってるというのが証明されつつあります。
ご興味ある方は、以下のリンクもご覧ください。
< 東北大学大学院農学研究科・農学部サイト
「菌糸ネットワークは地方分権 ~(以下略)」
樹木たちとのこの不思議な関係は、まさに自然の中の共生音楽とも言えるでしょうね。
タマゴタケは、日本各地の森で見られるキノコです。
次にあなたが、森を訪れた際には、この小さな驚きを見つけて、森に思いを馳せてくださいね
では今日も、最後までお読み下すってありがとうございました。
あなたの今日が、より佳い一日となりますように💐