☆我が家のクワコ日記
繭がけの瞬間
一昨日拾ってきたクワコ。
< 天然のカイコ
その翌日、つまり昨日。
もう早々に、一匹が繭を作りました。
この生き物が居てくれたから着物が生まれ、そこから生まれた日本文化もあるわけですから、これはもうあれこれと思いを馳せてしまう自分が居ります。
さて。
昨日の朝。
百円ショップに行って虫かごを購入してきまして、それに新鮮な桑の葉とクワコ四匹を移しましたら、その約二時間後。
透明な虫かごの壁にシルクを吐きつけて、足場を作っていました。
そこからシルクを引っ張ってきて、桑の葉を楕円形に編んで。
これは決定的な瞬間ですから、珈琲飲みながらじっくり撮影。
葉っぱのカプセルの中に、クワコが作った緑の繭が12時間後には完成しておりました。
繭を移動させました
狭い虫かごの中で作られた繭です。
その中にはまだ元気に桑の葉を食べ続けている三匹が居ります。
また狭い虫かごの中で羽化した時、羽を伸ばす空間が無いと空に逃がしてやることができません。
そこで繭を移してあげることにしました。
虫かごの中の繭の状態
繭を移すために、まず固定されていない桑の葉とクワコ三匹を一旦別の場所に移しまして。
虫かごを逆さにすると、繭のある葉がケースに固定されているのが分かります。
固定部分のアップがこちら。
ケースの内側から見たら、よく分かりますよね。
こんな感じです。
このつなぎ目をケースからそっと剥がしました。
繭を吊るす
繭の中からクワコの成虫が羽化した時、しっかり羽を伸ばす空間を作ってあげないと大変です。
羽が縮んだまま固まってしまい、飛ぶことができなくなります。
羽化したての成虫の羽はまだ柔らかく、どこかに止まって地球の重力にその柔らかい羽を引っ張ってもらって伸ばされて、しばらくそのままで固まるのを待たねばなりませんから。
そこで繭の周辺の葉っぱだけ残し後は切り取って、このような形にしまして。
ついでにこの状態ですと、繭の状態も撮影しやすいので、数枚記録に残しておきました。
どうです?
綺麗な黄緑色でしょう。
ちなみにカイコの繭は、やや黄色がかった白色です。
別の縦長の容器に、20㎝程の長さの雑草の茎を10本ほど入れまして。
そこに元々の固定糸をセロハンテープで固定。
こういう形にして縦置きにして見守ることにしました。
さてどんな風に成虫になってくれるかなと楽しみです。
こういった小学生の自由研究みたいなことを片手間にやっている今年の旧盆。
なかなか楽しい時間を過ごしておるところです。
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き盂蘭盆会をお過ごしくださいませ💐😊