エビガライチゴ

エビガライチゴ 喫茶~言の葉
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☆ラズベリーに似ています

札幌は連日の30℃越え。
近年は札幌であっても、夏場が異常に暑くなっております。
やはり、これまで植物達が受け取っていた太陽の光や熱を、再生可能エネルギーという分かったような分からない名称の太陽光パネルが代わりに受け取って、熱を溜め込んでいたりするので余計に気候がおかしくなっているという事。
私達はしっかり考えなければなりませんね。

さてそんな暑さの中。
茂った緑の中にチョンチョンと赤い実が。
エビガライチゴです。
いつもの散歩コースをちょっと外れたところに、その実が赤く色づいていましたのでご紹介。
エビガライチゴ

このエビガライチゴ。
北海道から九州にかけて、木陰などのやや湿った場所を好み生えていますが、、、。 
元々は日本の植物ではありません。
確か明治時代に、園芸用として輸入されたのが野生化したものです。
エビガライチゴ
だから食べられますが、甘いというより、やや酸っぱい。
ジャムなどにすると良いらしいですね。

一見ラズベリーに似ておりますが、その違いは、何と言ってもこの枝です。
エビ(海老)のカラ(殻)のように赤っぽくてトゲトゲが出ています。
これが大きな特徴。
エビガライチゴ

今のところは、日本の在来種に悪影響が出ているという程ではないらしく、特定外来生物に指定はされておりません。

鳥などに食べられた実の後には、黄色い花床と呼ばれる部分がやや尖った形で残されていますね。
エビガライチゴ
こういうものも、いざとなったら食べられるという事を覚えておいて損はないと思います。

しかし名前が不思議ですよね、エビガライチゴ。
どう見ても、私には茹でた毛ガニの方がしっくりくるのですが、そうなるとユデケガニガライチゴとなるので語感がよくないですね。
エビガライチゴ
やはりここは、エビガラとした方が全体に収まりが良いので、そういう命名にしたのかなぁと思いつつ、あまりに暑いので帰ってきました。
エビガライチゴ
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊🍓

Ψ~ 緑の命 ~Ψ
執筆者
毎日をワクワクに変える植物教育研究家
kazuhiko
略歴
園芸の生産・流通・販売・教育と多岐にわたり都合45年勤務。
植物がもつ癒し力や、ちょっとミステリアスな植物の物語を、色んな年代の方に届けています。

現代は、デジタル時代。毎秒おしよせつづける情報に、私たちの脳は、年中無休の疲れ気味。 そこで身近な植物を使った、効果絶大わずか5分の、カンタンな心身癒しをご提案中♪
喫茶~言の葉
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