☆アメリカオニアザミと、マダラナガカメムシ
近所に生えたアメリカオニアザミ
私はアメリカオニアザミを見つけると、異様にやっつけたくなる性分であります。
1960年代に輸入飼料の中に紛れ込んでいたアメリカオニアザミの種から、急速に北海道を中心とした地域に拡大。
繁殖力も旺盛で、しかもその鋭く強いトゲのせいでエゾシカなどが食べようとしないので、在来種が生存競争に負けつつあるのです。
さてそのアメリカオニアザミ。
私がすぐに戦いを挑むものですから、我が家の周辺からはほぼ姿を消しました。
ところが先日、小学生や幼稚園児が良く通る坂道の歩道際で、威張って大きく育っている姿を見かけたのです。
まだすぐには被害は出ないでしょうが、大風が吹いたりして倒れてきた場合は本当に危ないです。
ところがその場所は、どなたの土地だか分からない場所でして。
私が変に手出しをできないので、ちょっと悔しい思いをしているところです。
マダラナガカメムシと、種と
そのアメリカオニアザミは、既に種を飛ばし始めておりました。
この暑い時期では、植物体もすっかり成長し、凶悪なトゲをぐいと伸ばし、中々近づくことができません。
それでもちょいとズーム撮影しましたら、花の所にマダラナガカメムシ達が居て、アメリカオニアザミから汁を吸っているのでしょう。
しかし不思議です。
今種を飛ばそうとする枯れた花に群がるのは、汁を吸う以外に目的があるのでしょう。
もしかしたら、という話ですが。
マダラナガカメムシは、タンポポを食べるという話も聞いたことがありますので、もしかすると種の綿毛の部分を食べているのでしょうか?
もしそうなら、ガンバレ、マダラナガカメムシです。
綿毛の部分を食べられた種は、もう風に乗って遠くへは運ばれないですから。
なるほど、そんな強靭なトゲであっても、昆虫にとってはなんの脅威でも無いですものね。
ちょっと今度時間のある時に、マダラナガカメムシはアメリカオニアザミの綿毛を食べるのかどうか、じっくり観察してみようと思います。
、、、が。
今回見つけたアメリカオニアザミは、どなたが持ち主か分からない土地なんですよね。
そういう場所で許可も得ずに長々と観察は、さすがに出来かねます。
まったくもって臍を噛む思い、であります。
と言う事で本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊