☆森を守るもの
・雨上がりの公園で
今朝の散歩中、雨上がりの公園で、キノコを見つけました。
かわいいですね。
森に囲まれた公園ですので、まだあるかな?と思ってそちらの方に歩いてみました。
そうしたら、ありましたありました。
あちらこちらにチラホラと。
楽しくなって、いくつか写真にも収めたんです。
さてこの、キノコ。
語源は、木の子。
木の子どもという表現が、なんとも心温まりますよね。
・植物を育てるうえで、大事な「木の子」の世界
私は植物の勉強を始める前、こう考えていました。
考えていたというか、そういうイメージを持っていました。
そのイメージというのは、こうです。
まず、森があって、そこに寄生しているキノコたち。
そんな図柄。
ところが、です。
植物を学べば学ぶほど、植物とキノコたちの絆が見えてくるんです。
極端に言うと、キノコ達がいないとなると、森は育たないんですね。
つまりそれは、「キノコが寄生している森」ではなく、「キノコのおかげで森が生まれる」という関係性です。
この事実を知ったとき、私は本当に驚きました。
キノコは、木の子というより、木の保護者だったんですから。
☆木の子本来の姿とは?
・子実体と菌糸体
今朝私が撮影したキノコたち。
これ実は、「子実体」と言うんです。
そうですね、植物で言えば、花や実に当たります。
子孫を残すために、地上に出て少し高いところまで伸びて、植物のタネに当たる胞子を飛ばすための器官なんです。
実は、キノコの本体はたいていが地中に伸びた菌の糸です。
「菌糸体」と言います。
この菌糸体が、植物の生長にとても重要なんですね。
・菌類の大切さ
もっと言うと、地球上のほとんどの生命体が、もちろん水中の生き物もすべてですが、この菌糸体たちによって支えられていると言えるんです。
菌糸体と子実体を合わせて菌類と呼びます。
例えば、この菌類が居なくなったとしたら、この世界の生物はことごとく全滅に至ります。
本当に、深い世界。
なので、植物を育てるうえで、菌類の事を知ることは、とても大事なことなんです。
詳しい事は、こちらのサイトをご覧ください。
より深い世界へ、あなたを誘てくれるはずです。
日本菌学会ホームページ
さて、本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございます。
今日が、あなたにとって素晴らしい一日となりますように。