☆日常の小さな旅で得られること
初めての道
日頃、時間に余裕がありますと、なるべく初めての道を歩くようにしております。
もちろん。
生活圏ではこういう事を続けておりますと、今更初めての道は残っておりません。
もちろん。
旅先の初めての地では、全てが初めての道ですので、こういう場所では何も考えずに歩けます。
大事なのは、普段そんなに訪れない土地での場合。
予定に余裕があれば、なるべく初めての道を歩くのです。
これがまた脳に新たな刺激を与えてくれて、脳も活性化できるし健康維持にも大変良いんですね。
新奇性効果
新奇性効果と言います。
初めての道や風景、そして初めての体験は脳に刺激を与え、やる気や集中力を高める脳内物質ドーパミンが分泌されて、脳が活性化されるのです。
写真は歩き始め。
用事を済ませ、2時間ほど時間が余ったので公園前のバス停ではなく、公園散歩。
するとその小さな公園から下に続く道を発見。
行ってみることに。
マインドフルネス効果
新たな風景を、何も考えずに頭を空っぽにして眺めつつ、その中を1歩1歩歩く。
このようにただ、フワッと歩き続けることで、今のこの瞬間に集中しありのままを受け入れる。
この事だけで軽めのマインドフルネス効果が得られます。
余計な施設も装置も器具もお金もいりません。
その結果、集中力アップ・睡眠の質改善・ストレス軽減・免疫力向上・怒りの感情のコントロール力などが自分の中に積み重なっていくのです。
なかなか良い効果であります。
ちなみにマインドフルネスについては過去記事がありますので、詳しくはそちらをご覧くださいませ。
< 緑の癒しで心リフレッシュ!植物×マインドフルネス入門①
< 緑の癒しで心リフレッシュ!植物×マインドフルネス入門②
< 緑の癒しで心リフレッシュ!植物×マインドフルネス入門③
八重桜が綺麗でした。
心理的回復力(レジリエンス)
初めての場所に自然環境が多い場合、緊張感と共に安心感も加わり、この風景がどういうふうに変わっていくのかと歩を進めるごとにワクワク感が止まりません。
これからみられる風景や場面を楽しみに期待しつつ歩く。
これが重要です。
そこから生まれるものが、心の回復力です。
この話は本来とても難しいのですが、それを超簡単に言うと、外からの圧力で変形してしまった心を元に戻そうとする柔軟性、弾力性の事です。
この点を誰かから評価される時、こう呼ばれたりします。
「あの人は心が強い」と。
さあ、ここからは山道に入ってきました。
筋肉運動による身体感覚の活性化
当然山道、坂道をよいしょよいしょと登ります。
普段あまり使わない筋肉を使う。
途中疲れて立ち止まり、辺りを見回す。
そんなときも、ボウッとしていたら坂道を転げ落ちるので無意識に普段使わない部分の筋肉が、絶妙にコントロールされております。
これが転倒防止などに役立つ身体バランス調整機能の、前庭系を刺激。
程よく疲れはしますが、体がシャキッとなっていくのが分かります。
それにしても、急な階段。
副交感神経の活性
自然環境に身を置くことで、副交感神経が優位になります。
副交感神経はリラックスした時に優位に働く神経です。
副交感神経が優位になると、胃酸分泌が進み、消化器機能も活性化します。
そして心臓の動きを穏やかにする。
平たく申しますと、ゆったりくつろげて、心身の疲れが取れていくという事です。
そして健康につながる食欲も出てくるのです。
この坂道は写真で見るよりきつかったですが、周囲の風景は極上でした。
足元でオオスズメバチがブーンと飛び回ったのには驚きましたが、刺激しなければ危険はないと思い数秒間じっとしていたらすぐに遠ざかって行きました。
この時は一瞬、交感神経が優位だったかなという感じでした。
そしてこの山道を登って降りて。
藪を抜けたら街が見えてきました。
小一時間の身近な未知世界でしたが面白かったです。
最後に。
途中でみた川の風景写真を添えて。
本日はここまで。
最後までお読み下すってありがとうございました。
どうぞ佳き一日をお過ごしくださいませ💐😊